平成25年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問6
配電理論及び配線設計
単相2線式に関する問題
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図のような単相2線式回路で、c-c′間の電圧が100〔V〕のとき、a-a′間の電圧〔V〕は。ただし、rは電線の抵抗〔Ω〕とする。
〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14

- イ100
- ロ102
- ハ103
- ニ104
答えと解説
✓ これが正解ニ104
解説
電圧降下は行き帰り2本分。5×0.2+15×0.2=4〔V〕で104〔V〕。
電線にも抵抗があるので、電流が流れると電線で電圧が下がります(電圧降下)。電源から遠い負荷側の電圧が分かっているので、電源に向かって区間ごとの電圧降下を足していきます。単相2線式では、行きと帰りの電線2本分を考えます。
c-c′間の電圧は100〔V〕です。b-c間とb′-c′間には5〔A〕が流れ、2本分の抵抗は0.1+0.1=0.2〔Ω〕なので、電圧降下は5×0.2=1〔V〕です。よってb-b′間は101〔V〕になります。次にa-b間とa′-b′間には、b-b′間の負荷10〔A〕とその先の5〔A〕を合わせた15〔A〕が流れるので、電圧降下は15×0.2=3〔V〕です。したがってa-a′間は101+3=104〔V〕になります。
覚え方は、電流は電源に近い区間ほど多く流れ、電圧降下は行きと帰りの2本分を区間ごとに足す、です。
ほかの選択肢の解説
- イ100:100〔V〕は、電線の電圧降下を考えず、c-c′間の電圧をそのまま答えた場合の値です。実際には電線の抵抗で電圧が下がるので、電源側のa-a′間はそれより高くなります。
- ロ102:102〔V〕は、行きの電線1本分の抵抗0.1〔Ω〕だけで計算し、5×0.1+15×0.1=2〔V〕を100〔V〕に足した場合の値です。帰りの電線でも電圧が下がるので、実際の降下は4〔V〕になります。
- ハ103:103〔V〕は、a-b間の電流を10〔A〕としてしまい、5×0.2+10×0.2=3〔V〕を足した場合の値です。a-b間にはb-b′間の10〔A〕に加えて先の5〔A〕も流れ、15〔A〕で計算します。
出典:平成25年度上期第二種電気工事士筆記試験 問6(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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