平成25年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
単相3線式に関する問題
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図のような単相3線式回路で電流計Ⓐの指示値が最も小さいものは。ただし、Ⓗは定格電圧100〔V〕の電熱器である。
〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14

- イスイッチa、bを閉じた場合。
- ロスイッチc、dを閉じた場合。
- ハスイッチa、dを閉じた場合。
- ニスイッチa、b、dを閉じた場合。
答えと解説
✓ これが正解ハスイッチa、dを閉じた場合。
解説
中性線の電流は上下の差。a、dを閉じると2〔A〕ずつで零です。
単相3線式では、上側の線と中性線の間、中性線と下側の線の間に、それぞれ100〔V〕の負荷がつながります。中性線には、上側の負荷電流と下側の負荷電流が逆向きに流れるので、電流計の指示値は両者の差になります。上下の電流が等しければ零です。
各負荷の電流は、電力÷電圧で、200〔W〕が2〔A〕、60〔W〕が0.6〔A〕、100〔W〕が1〔A〕です。スイッチa、bを閉じると、上側が2+0.6=2.6〔A〕で下側は0なので、差は2.6〔A〕です。スイッチc、dを閉じると、上側が0で下側が1+2=3〔A〕なので、差は3〔A〕です。スイッチa、dを閉じると、上側が2〔A〕、下側(200〔W〕)も2〔A〕で、差は零です。スイッチa、b、dを閉じると、上側が2.6〔A〕、下側が2〔A〕で、差は0.6〔A〕です。
最も小さいのは、差が零になるスイッチa、dを閉じた場合です。覚え方は、中性線の電流は上下の差、です。
ほかの選択肢の解説
- イスイッチa、bを閉じた場合。:スイッチa、bを閉じた場合は、上側の200〔W〕と60〔W〕だけが入り、下側の負荷は切れています。打ち消し合う電流がないため、中性線には上側の2.6〔A〕がそのまま流れて、零にはなりません。
- ロスイッチc、dを閉じた場合。:スイッチc、dを閉じた場合は、下側の100〔W〕と200〔W〕だけが入り、上側が切れています。中性線には下側の1+2=3〔A〕がそのまま流れ、4通りの中で電流計の指示値が最も大きくなります。
- ニスイッチa、b、dを閉じた場合。:スイッチa、b、dを閉じた場合は、上側が2.6〔A〕、下側が2〔A〕で、差は0.6〔A〕です。零ではないので、上下が同じ2〔A〕で釣り合うスイッチa、dの場合より大きい値になります。
出典:平成25年度上期第二種電気工事士筆記試験 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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