平成29年度 秋期 午前 問62
システム戦略
システム管理基準に関する問題
システム管理基準(平成 16 年)によれば,組織全体の情報システムのあるべき姿を明確にする計画はどれか。
- ア開発計画
- イ事業継続計画
- ウ全体最適化計画
- エ年間運用計画
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✓ これが正解ウ全体最適化計画
解説
組織全体のあるべき姿を示すのが全体最適化計画です。
設問は、システム管理基準に照らして、組織全体の情報システムのあるべき姿を明確にする計画を選ばせています。四つの記述はいずれも計画の名前ですから、それぞれが受け持つ範囲と、いつの時点を扱うかで並べ直せば決まります。設問が与えた手掛かりは、組織全体という範囲と、あるべき姿という将来を向いた時点の二つです。全体最適化計画は、名前のとおり組織をひとつの単位として情報システムの将来像を描くもので、平成 16 年版のシステム管理基準でも最も上の段である情報戦略に置かれています。範囲が個々の開発に閉じていたり、扱う時点が事後や向こう一年に限られていたりするものは、この二つの手掛かりに届きません。名前に範囲が書かれている問題では、設問の範囲と突き合わせてください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア開発計画:ひとつのシステムをどう作るかを決めるための計画です。対象がその開発に閉じているので、組織をひとまとまりとして将来像を描くという求めには応えられません。
- イ事業継続計画:災害や障害で業務が止まったときに、どう立て直して続けるかを定めておくものです。備えとして重要ですが、目指す情報システムの姿を明確にする文書ではありません。
- エ年間運用計画:すでに動いているシステムを向こう一年どう運用するかを取り決めるものです。日々の運用に向いた計画なので、将来像そのものを描く役目は担っていません。
この問題の用語
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 事業継続計画予期せぬ事態でも重要な業務を続けられるよう、事前に決めておく行動計画。全業務を同じ水準で守るのではなく、優先順位をつけて策定します。
出題当時の情報です(現在との違い)
設問は平成16年版システム管理基準に基づきます。同基準は2018年4月と2023年4月に改訂され、構成が組み替えられました。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62
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