平成23年度 特別 午前 問62
システム戦略
システム管理基準に関する問題
“システム管理基準”によれば,組織全体の情報システムのあるべき姿を明確にする計画はどれか。
- ア開発計画
- イ事業継続計画
- ウ全体最適化計画
- エ年間運用計画
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✓ これが正解ウ全体最適化計画
解説
組織全体のあるべき姿を描く計画のことです。
この型は、設問に出ている語と肢の名前を重ねるだけで決まります。設問が言っているのは、組織全体という範囲と、あるべき姿という到達点の二つです。あるべき姿とは、これから目指す将来の形のことで、いまの姿との差がそのまま取り組むべき事柄になります。正解の肢は全体最適化計画で、名前の中に組織全体という範囲が書き込まれています。ここで決めるのは、どのような情報システム群を持つ組織になるかであって、個々のシステムをいつ作るかではありません。四つの肢は三つの軸で並べ直すと、きれいに位置が分かれます。範囲が全社なのか一件なのか。平常時を扱うのか非常時を扱うのか。時間の幅が中長期なのか一年なのか。三つの軸のすべてで、全社と平常時と中長期の側に立つのは一つだけです。システム管理基準の名の下で計画の名前を問う設問では、範囲と時間の幅を読み取れば迷いません。残る三つも実際に作られる計画ですから、内容が正しいかどうかで比べても絞れない点に注意してください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア開発計画:一つのシステムをどのように作るかという段取りを定めたものです。対象が一件に絞られており、組織が持つ情報システムの全体について将来像を描く文書ではありません。
- イ事業継続計画:災害や大きな障害で仕事が止まったときに、どう続けてどう戻すかを定めた事業継続計画です。非常時に備える文書であり、平常時に目指す形を示す計画とは目的が異なります。
- エ年間運用計画:一年という区切られた期間の、日々の運用の段取りを決めたものです。扱う時間の幅が短く、中長期に向かう将来像を示す文書ではありません。
この問題の用語
- 事業継続計画予期せぬ事態でも重要な業務を続けられるよう、事前に決めておく行動計画。全業務を同じ水準で守るのではなく、優先順位をつけて策定します。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問62
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