平成23年度 特別 午前 問53
サービスマネジメント
パレート図の用途
パレート図の用途として,適切なものはどれか。
- ア工程の状態や品質を時系列に表した図であり,工程が安定した状態にあるかどうかを判断するために用いる。
- イ項目別に層別して出現度数の大きさの順に並べるとともに累積和を示した図であり,主要な原因を識別するために用いる。
- ウ二つの特性を横軸と縦軸にとり測定値を打点した図であり,それらの相関を判断するために用いる。
- エ矢印付き大枝の先端に特性を,中枝,小枝に要因を表した図であり,どれがどれに影響しているかを分析するために用いる。
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✓ これが正解イ項目別に層別して出現度数の大きさの順に並べるとともに累積和を示した図であり,主要な原因を識別するために用いる。
解説
大きい順に並べて累積和を重ねた図です。
四つの記述は、いずれも品質管理でよく使われる図の説明です。名前を覚えていなくても、どんな形の絵かが書かれていますから、そこから読み分けられます。パレート図の目印は二つあります。項目別に層別して出現度数の大きさの順に並べることと、その上に累積和を示すことです。正解の肢はこの二つをどちらも述べています。使い道は、不良や苦情の原因のうち、どれから手を付けると効きめが大きいかを決めることです。上位のいくつかの原因が全体の大半を占めることが多いので、左側の数本を減らせば全体が大きく減る、という読み方をします。設問が主要な原因を識別すると述べているのは、この使い方を指しています。似たものとの見分け方も押さえておきます。原因を扱う図はほかにもありますが、それらは原因の大きさを測りません。まず原因を洗い出し、次に大きい順に並べて手を付ける先を決める、という順で使い分けます。四つの肢がどれも同じ道具箱から出ていますので、知らない語だという理由で消さず、書かれている絵の形だけで判断してください。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア工程の状態や品質を時系列に表した図であり…:工程の状態や品質を時系列に表し、工程が安定しているかどうかを判断する図で、管理図に当たります。中心線と上下の限界線を引いて、そこから外れた点を手がかりにする使い方です。
- ウ二つの特性を横軸と縦軸にとり測定値を打点…:二つの特性を横軸と縦軸にとって測定値を打点し、相関を判断する図で、散布図に当たります。二つの量の関わりを見る道具であり、原因の大きさを順に並べる働きは持っていません。
- エ矢印付き大枝の先端に特性を,中枝,小枝に…:矢印付き大枝の先端に特性を、中枝や小枝に要因を表した図で、特性要因図に当たります。原因を扱う点は近いのですが、どの原因がどれだけ大きいかを測る仕組みがありません。
この問題の用語
- パレート図項目ごとの出現頻度を大きい順に棒で並べ、累積和を折れ線で描く図です。上位のどれを直せば全体が大きく改善するかを見つけられます。
- 管理図時系列で起きるデータのばらつきを折れ線で表し、管理限界線で見る図です。限界線を越えたら、いつもと違う原因が起きたと判断します。
- 特性要因図結果と原因の関連を、魚の骨のような形に整理してまとめた図です。どの原因が結果に効いているかを、体系立てて明らかにできます。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問53
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前 問74:因果関係に関する問題(パレート図)
- 令和5年度 秋期 午前 問76:QC七つ道具に関する問題(特性要因図)
- 平成29年度 秋期 午前 問76:相関に関する問題(特性要因図)
- 平成25年度 春期 午前 問53(管理図)
- 平成24年度 秋期 午前 問54:品質マネジメントに関する問題(管理図)
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