平成25年度 秋期 午前 問57
サービスマネジメント
可用性に関する問題
ミッションクリティカルシステムの意味として,適切なものはどれか。
- アOS などのように,業務システムを稼働させる上で必要不可欠なシステム
- イシステム運用条件が,性能の限界に近い状態の下で稼働するシステム
- ウ障害が起きると,企業活動に重大な影響を及ぼすシステム
- エ先行して試験導入され,成功すると本格的に導入されるシステム
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✓ これが正解ウ障害が起きると,企業活動に重大な影響を及ぼすシステム
解説
止まると企業活動に重大な影響が出ます。
設問は、ミッションクリティカルシステムの意味として適切なものを選ばせています。カタカナの語を問う出題は、語を分けて直訳してから肢に当てるのが近道です。前の部分は使命や任務を、後ろの部分は致命的や危機的を意味します。合わせると、止まってしまうと使命が果たせなくなるシステム、という読みになります。ですから判定の物差しは、技術的に重要かどうかではなく、壊れたときに何が起きるかです。よって、障害が起きると企業活動に重大な影響を及ぼすシステム、という記述が当てはまります。銀行の勘定系、証券の取引、航空の管制や予約、電力の制御、医療の生命維持などが例で、いずれも止まると金銭や人命や社会の機能に直結します。逆に社内の会議室の予約は、止まれば困りますがそこまでではありません。これは製品の種類を指す名前ではなく位置付けを指す名前なので、同じものでも使われ方によって当てはまるかどうかが変わります。だからこそ高い可用性が求められ、費用も高くつきます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アOS などのように,業務システムを稼働さ…:他のソフトウェアの土台になるものを指しており、技術的に何かが何かへ依存しているという話です。壊れたときに事業へどう響くかを語っていないので、位置付けを示す物差しには乗りません。
- イシステム運用条件が,性能の限界に近い状態…:余裕がどれだけ残っているかという負荷の話であり、重要度とは別の軸を述べています。限界近くで動いていても事業への影響が小さいものはあり、余裕があっても影響が大きいものもあります。
- エ先行して試験導入され,成功すると本格的に…:本格的に入れる前に小さく試してみる位置付けのものを指しています。導入の段取りを説明した記述であり、止まったときにどれだけの打撃になるかという観点は含まれていません。
この問題の用語
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- システム運用作ったシステムを日々動かし、支えていく仕事のことをいいます。稼働の監視やバックアップ、障害への対応などを決めた手順で行います。
- 企業活動会社が利益を上げるために行う、いろいろな取組みの全体です。製品やサービスを作って売るほか、人や資金の管理、研究開発なども含みます。
出典:平成25年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問55:サービス可用性管理に関する問題(可用性)
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