令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6
経営戦略手法
バリューチェーンの説明
バリューチェーンの説明はどれか。
- ア企業活動を,五つの主活動と四つの支援活動に区分し,企業の競争優位の源泉を分析するフレームワーク
- イ企業の内部環境と外部環境を分析し,自社の強みと弱み,自社を取り巻く機会と脅威を整理して明確にする手法
- ウ財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長の四つの視点から企業を分析し,戦略マップを策定するフレームワーク
- エ商品やサービスを,誰に,何を,どのように提供するかを分析し,事業領域を明確にする手法
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✓ これが正解ア企業活動を,五つの主活動と四つの支援活動に区分し,企業の競争優位の源泉を分析するフレームワーク
解説
企業活動を五つの主活動と四つの支援活動に分けて分析します。
バリューチェーンは、マイケル・ポーターが提唱した、企業の活動を価値を生み出す一連の連鎖として捉える分析の枠組みです。見分ける軸は、企業の活動を主活動と支援活動に分けて分析しているかどうかです。主活動は、購買物流、製造、出荷物流、販売・マーケティング、サービスの五つで、支援活動は、全般管理、人事・労務管理、技術開発、調達の四つです。それぞれの活動がどれだけの価値を生み、どれだけのコストがかかっているかを見ることで、競争優位の源泉がどこにあるかを明らかにします。五つの主活動と四つの支援活動という数の組合せが、バリューチェーンを見分ける手掛かりになります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ企業の内部環境と外部環境を分析し,自社の…:内部環境と外部環境を分析し、自社の強みと弱み、機会と脅威を整理するのは、SWOT分析の説明です。企業を取り巻く状況を四つに分けて捉えるもので、活動を主活動と支援活動に分ける枠組みではありません。
- ウ財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と…:財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長の四つの視点から戦略マップを策定するのは、バランススコアカードの説明です。戦略を視点ごとの目標と指標に落とし込む手法であり、活動の連鎖を分析するものではありません。
- エ商品やサービスを,誰に,何を,どのように…:誰に、何を、どのように提供するかを分析して事業領域を明らかにするのは、自社の事業の範囲を定める考え方の説明です。活動を分けて競争優位の源泉を探る枠組みではありません。
この問題の用語
- 企業活動会社が利益を上げるために行う、いろいろな取組みの全体です。製品やサービスを作って売るほか、人や資金の管理、研究開発なども含みます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 脅威情報資産に害を及ぼしうる出来事や行為のもと。弱点である脆弱性と結び付いたときに、実際の被害につながります。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問6
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