平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問15
技術戦略マネジメント
品質機能展開に関する問題
特許を分析して生まれた問題解決技法であり,問題(矛盾)を創造的・発明的に解決するための弁証法的な思考法を具体的な方法論にまとめたものはどれか。
- アQFD
- イTRIZ
- ウシックスシグマ
- エ親和図法
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✓ これが正解イTRIZ
解説
特許の分析から生まれた、矛盾を発明的に解決する方法論がTRIZです。
TRIZは、旧ソ連のアルトシュラーが膨大な数の特許を分析し、発明に共通する考え方のパターンを取り出してまとめた問題解決の方法論です。技術的な問題の多くは、ある性能を高めると別の性能が下がるといった矛盾を抱えています。TRIZは、その矛盾を妥協で済ませるのではなく、過去の発明で使われてきた解決の原理を手がかりに、矛盾そのものを解消する発想を導きます。見分ける軸は、手法の生まれと、何を解決するためのものかです。特許の分析から生まれ、矛盾を創造的に解決するという設問の説明に当てはまるのはTRIZだけです。他の肢は、顧客の要求を設計へ落とし込む手法、ばらつきを減らす品質改善の手法、言語データをまとめる手法です。特許と矛盾の二語でTRIZを思い出せるようにしておくと便利です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アQFD:QFDは品質機能展開とも呼ばれ、顧客が求める品質を、製品の設計特性や部品、工程の要件へと段階的に展開していく手法です。顧客の声を設計へ落とし込むためのもので、特許の分析から生まれた矛盾解決の方法論ではありません。
- ウシックスシグマ:シックスシグマは、工程のばらつきを統計的に測って小さくし、欠陥の発生をきわめて少なくすることを目指す品質改善の取組みです。データに基づく改善の進め方であり、矛盾を発明的に解決する思考法ではありません。
- エ親和図法:親和図法は、混沌とした状況について集めた言語データを、意味の似たもの同士でまとめていき、問題の構造をはっきりさせる手法です。考えを整理する道具であり、特許の分析から生まれた方法論ではありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成28年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問15
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