令和3年度 春期 午前Ⅱ 問11
サービスの運用
フルバックアップに関する問題
データの追加・変更・削除が,少ないながらも一定の頻度で行われるデータベースがある。このデータベースのフルバックアップを磁気テープに取得する時間間隔を今までの 2 倍にした。このとき,データベースのバックアップ又は復旧に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約 2 倍になる。
- イフルバックアップ取得 1 回当たりの磁気テープ使用量が約 2 倍になる。
- ウフルバックアップ取得 1 回当たりの磁気テープ使用量が約半分になる。
- エフルバックアップ取得の平均処理時間が約 2 倍になる。
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✓ これが正解ア復旧時に行うログ情報の反映の平均処理時間が約 2 倍になる。
解説
間隔を2倍にすると、復旧時に反映するログが平均で約2倍になります。
データベースを復旧するときは、最後に取得したフルバックアップを戻し、その後に記録されたログ情報を反映して障害直前の状態まで進めます(ロールフォワード)。見分ける軸は、バックアップの間隔を変えると何の量が変わるかです。更新が一定の頻度で起きていれば、フルバックアップの間隔を2倍にすると、バックアップから障害時点までにたまるログの量も平均で約2倍になり、反映の処理時間も約2倍になります。一方、フルバックアップ1回分の大きさや取得時間はデータベースの大きさで決まり、間隔を変えても大きくは変わりません。間隔が延びて増えるのはログ、変わらないのは1回分のフルバックアップ、と分けて覚えると判別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イフルバックアップ取得 1 回当たりの磁気…:フルバックアップはデータベース全体を写すので、1回当たりのテープ使用量はデータベースの大きさで決まります。更新は少ないので、取得の間隔を延ばしても使用量が2倍になることはありません。
- ウフルバックアップ取得 1 回当たりの磁気…:間隔を延ばしても、フルバックアップで写す対象はデータベース全体のままです。取得の回数は減りますが、1回分のテープ使用量が半分に減るわけではありません。
- エフルバックアップ取得の平均処理時間が約 …:フルバックアップの取得にかかる時間は、写すデータの量に応じて決まります。データベースの大きさがほとんど変わらないので、間隔を2倍にしても1回の処理時間は変わりません。
この問題の用語
- フルバックアップ対象のデータを毎回まるごと保存する方式。1回にかかる時間は長くなりますが、復元はその1本だけで済みます。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:令和3年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問11
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問23(データベース)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問22:クラウドサービス派生データの問題(ログ)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問11:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問23:2相コミットプロトコルの問題(ログ)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問14:フルバックアップに関する問題(フルバックアップ)
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