令和5年度 春期 午前Ⅱ 問22
システム構成要素
クラウドサービス派生データの問題
クラウドサービスに関係するデータのうち,クラウドサービス派生データに関する記述はどれか。
- アあるクラウドサービスから別のクラウドサービスへ移行するときに,データの再入力が不要で,移行先でも活用されるデータ
- イクラウドサービスの提供者の管理下にあり,データセンター全体の構成や,ストレージのリソース配分などのクラウドサービスの維持に使用するデータ
- ウ利用者がクラウドサービスの公開インタフェースを使って入力したデータやサービスを実行して作成したデータ
- エ利用者がクラウドサービスを利用した時間や作業内容などが記録されたログデータ
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✓ これが正解エ利用者がクラウドサービスを利用した時間や作業内容などが記録されたログデータ
解説
クラウドサービス派生データは、利用時間や操作内容などのログです。
クラウドサービスに関係するデータは、誰が作り、何から生じたかによって区分されます。クラウドサービス派生データは、利用者がクラウドサービスを利用したことに伴ってサービス側で生成されるデータで、利用した時間や作業内容などを記録したログデータがこれに当たります。見分ける軸は、利用者が自ら入力したり作成したりしたデータか、利用に伴って副次的に生じたデータか、提供者がサービスの維持のために持つデータかです。利用者が入力や処理で作ったデータ、データセンターの構成や資源配分のような提供者のデータは、派生データとは別の区分です。利用の結果として後から派生するのが派生データ、と覚えると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アあるクラウドサービスから別のクラウドサー…:移行先でも再入力せずに活用できるデータという説明は、移行のしやすさに注目したもので、データの区分を示すものではありません。利用に伴ってサービス側で生じる記録という派生データの性質とは関係がありません。
- イクラウドサービスの提供者の管理下にあり,…:データセンターの構成やストレージの資源配分など、提供者がサービスを維持するために使うデータは、提供者の管理下にあるデータです。利用者の利用から派生して生じるデータではありません。
- ウ利用者がクラウドサービスの公開インタフェ…:利用者が公開インタフェースを使って入力したデータや、サービスを実行して作成したデータは、利用者自身のデータに当たります。利用の副産物として記録されるログとは区分が異なります。
この問題の用語
- クラウドサービス自社で設備を持たず、事業者が用意したものをネットワーク越しに借りて使う形。借りる範囲によって、SaaS、PaaS、IaaSなどに分かれます。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
- 移行いまのシステムから新しいシステムへ、業務とデータを移し替えることです。切り替えの手順と、途中で起きる問題の備えが要になります。
- ストレージデータを保存しておく装置のことで、内蔵のディスクなどを指します。HDDやSSDのほか、ネットワーク越しに使う形のものもあります。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
出典:令和5年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問22
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:移行に関する問題(移行)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問11:フルバックアップに関する問題(ログ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問16:ISMAPに関する記述(クラウドサービス)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問20:SANに関する問題(ストレージ)
- 平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問24:IaaSに関する問題(クラウドサービス)
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