平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問7
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
リリース及び展開管理に関する問題
ITサービスマネジメントにおける変更要求に対する活動のうち,リリース及び展開管理プロセスに含まれるものはどれか。
- ア稼働環境に展開される変更された構成品目(CI)の集合の構築
- イ変更の影響を受ける構成品目(CI)の識別
- ウ変更要求(RFC)の記録
- エ変更要求を評価するための変更諮問委員会(CAB)の召集
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✓ これが正解ア稼働環境に展開される変更された構成品目(CI)の集合の構築
解説
稼働環境に展開する、変更されたCIの集合を構築する活動です。
変更要求に対する活動は、変更管理とリリース及び展開管理で分担します。変更管理は、変更要求(RFC)を記録し、影響を受ける構成品目を識別して影響を評価し、必要に応じて変更諮問委員会(CAB)に諮って承認するかどうかを決めます。承認された変更を実際の稼働環境に届けるのがリリース及び展開管理で、変更された構成品目(CI)をまとめたリリースを計画し、構築し、試験したうえで稼働環境に展開します。稼働環境に展開される変更されたCIの集合を構築するという記述は、このリリースを作る活動そのものです。受け付けて評価し承認するまでが変更管理、承認された変更を形にして届けるのがリリース及び展開管理、と順番で区切ると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ変更の影響を受ける構成品目(CI)の識別:変更の影響を受ける構成品目を識別するのは、変更要求を評価する段階の作業で、変更管理の活動です。どの範囲に影響が及ぶかを確かめてから承認を判断するためのもので、リリースを構築する活動ではありません。
- ウ変更要求(RFC)の記録:変更要求(RFC)を記録するのは、変更を受け付ける段階の作業で、変更管理の活動です。変更の出発点となる記録であり、承認後に稼働環境へ届けるリリース及び展開管理の作業ではありません。
- エ変更要求を評価するための変更諮問委員会(…:変更要求を評価するために変更諮問委員会(CAB)を召集するのは、変更を承認するかどうかを判断するための変更管理の活動です。承認された変更をまとめて展開する役割とは段階が違います。
この問題の用語
- 変更管理すべての変更を、評価し承認し実施し見直すことを確実にする活動です。未知の原因を突き止めて再発を防ぐ問題管理とは、目的が違います。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:平成26年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問7
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問2:サービス継続管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問10:変更管理規程に記載する規則(変更管理)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問9:構成管理プロセスの活動(変更管理)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問11:変更管理規程に記載する規則(変更管理)
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