情報セキュリティマネジメント 平成29年度 秋期 午前 問48
企業活動・会計財務
物流業務において,10%の物流コストの削減の目標を立てて,図のような業務プロセスの改善活動を実施している。図中のcに相当する活動はどれか。
| 〔改善活動〕 | 〔目標の |
|---|---|
| 物流コストの削減活動の開始 | |
| a | ・10%の物流コストの削減 |
| b | ・在庫の削減/・誤出荷の削減 |
| c(太枠で強調) | ・在庫日数7日以内/・誤出荷率3%以内 |
| 改善活動の実施 | |
| 成果の計測と目標値とのギャップ分析 |
(上から下へ矢印でつながり、最後の「成果の計測と目標値とのギャップ分析」から a の手前へ矢印が戻る。上表はその内容を書き起こしたもの)
- ア CSF(Critical Success Factor)の抽出
- イ KGI(Key Goal Indicator)の設定
- ウ KPI(Key Performance Indicator)の設定
- エ MBO(Management by Objectives)の導入
答えと解説
✓ これが正解ウ KPI(Key Performance Indicator)の設定
解説
取組の進み具合を測る数値なのでKPIの設定です。
この改善活動は、まず何をどこまで達成したいのかという最終的な目標を数値で置き、次にその達成のために何へ力を入れるかを絞り込み、最後にその取組がどこまで進んだのかを測る数値を決める、という順で並んでいます。示された目標の設定例を見ると、10%の物流コストの削減が最終的な達成目標、在庫の削減と誤出荷の削減が達成のために力を入れる事柄、そして在庫日数7日以内と誤出荷率3%以内が、その取組の進み具合を具体的に測る数値です。太枠で強調された段は三つ目に当たるので、KPI(Key Performance Indicator)の設定が入ります。
最終目標そのものではなく、そこへ向かう途中経過を測る物差しを置く段だという点が、見分けの決め手になります。
ほかの選択肢の解説
- ア CSF(Critical Success Factor)の抽出:在庫の削減や誤出荷の削減のように、達成のために何へ力を入れるかを絞り込む段は、太枠のひとつ手前に置かれています。CSFはそちらに当たり、進み具合を測る数値そのものではありません。
- イ KGI(Key Goal Indicator)の設定:10%の物流コストの削減という最終的な達成目標を置く段は、太枠のふたつ手前にあります。KGIはその段の名前なので、取組の進み具合を測る数値を決める段には当たりません。
- エ MBO(Management by Objectives)の導入:MBOは、組織の狙いと結び付けて一人ひとりが自分の目標を立て、その達成度で評価するという人事の仕組みを指す言葉です。業務プロセスを見直す流れの中で物差しを置く段には当たりません。
関連用語
- KPI目標へ向かう取組みの進み具合を測るための指標のことです。
- KGI最終的に達成したい目標そのものを表す指標のことです。
- MBO働く人が自ら目標を立て、その達成度で評価する仕組みです。
- 業務
プロセス 仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。 - ギャップ
分析 あるべき姿と現状とを照らし合わせ、その差を明らかにする手法です。 - CSF目標の達成やサービスの成功のために何が鍵になるかを見極めて特定したものである。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問48(改変:原典の図をテキストに書き起こした)
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