技術戦略|平成29年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問18
技術開発の推進において,進捗を評価したり,関連技術との整合性をチェックしたりする際に,例示したような図が用いられる。このような,研究開発への取組みによる要素技術や,求められる機能などの進展の道筋を時間軸上に記載した図を何というか。
〔Webページにおける検索技術と分析機能の展望〕(原典は矢印付きの帯で描いた図。表に書き起こしたもの)
| 現在 | 1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 | 5年後 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 検索技術 | 連想検索主体 →→→ | 連想検索主体 | 連想検索主体 | セマンティック検索の利用 →→→ | セマンティック検索の利用 | セマンティック検索の利用 |
| 分析機能 | テキスト中心の分析 →→ | テキスト中心の分析 | Webページ内の文字列に付与された意味情報による分析 →→→→ | 同左 | 同左 | 同左 |
(注)原典は各項目を右向きの矢印の帯で描き,帯が何年後から何年後までを覆うかで期間を表しています。ここでは表に書き起こしているため帯を表せず,各年に同じ語を書いています。帯の始点・終点の正確な位置は失われています。
- 管理図
- 特性要因図
- パレート図
- ✓ これが正解ロードマップ
解説
時間の軸に沿って、技術や機能の進み方を描いた図のことです。
技術の開発は、何年もかけて少しずつ進みます。だから、いつ何ができているとよいのかを時間の軸に沿って描いておくと、見通しが立ちます。要素となる技術や、求められる機能が、どの時期にどこまで進む見込みかを帯や矢印で並べた図をロードマップと呼びます。設問の図では、検索の技術と分析の機能が、何年後にどう変わる見込みかが横に並んでいます。この形にしておくと、進み具合を同じ図の上で確かめられます。予定より遅れているものがあれば、そこだけ帯が右へ伸びます。関連する技術どうしのつながりも見えるので、片方だけ先に進んで噛み合わなくなる事態を避けられます。部門をまたいで同じ絵を見ながら話せるので、計画を共有する道具にもなります。残る三つは、ばらつきを追う図、原因を枝分かれさせる図、件数を多い順に並べる図です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 管理図という肢です。測った値を時間の順に打ち、上下に引いた線の内側に収まっているかを見る図です。時間は出てきますが、見ているのは工程が安定しているかどうかで、これから何ができるかの見込みではありません。未来へ向けた線は引きません。
- 特性要因図という肢です。結果を右に置き、その原因になりそうなものを魚の骨のように枝分かれさせて並べます。なぜ起きたのかを整理するための図で、時期を示す軸がありません。進み具合を追うこともできません。
- パレート図という肢です。件数を多い順に棒で並べ、累積の割合を折れ線で重ねます。どこから手を付けるかを決めるための図で、並んでいるのは順位であって時期ではありません。将来の見込みも描かず、時期を示す軸もありません。
この問題に関係する言葉
- ロードマップ
- 管理図時系列で起きるデータのばらつきを折れ線で表し、管理限界線で見る図です。限界線を越えたら、いつもと違う原因が起きたと判断します。
- パレート図項目ごとの出現頻度を大きい順に棒で並べ、累積和を折れ線で描く図です。上位のどれを直せば全体が大きく改善するかを見つけられます。
- 特性要因図結果と原因の関連を、魚の骨のような形に整理してまとめた図です。どの原因が結果に効いているかを、体系立てて明らかにできます。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問18
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