ITパスポート 令和7年度 問10
技術戦略
生成AIに関する問題
生成AIにおいて,もっともらしいが事実とは異なる内容が出力されることを表す用語として,最も適切なものはどれか。
- ア エコーチェンバー
- イ シンギュラリティ
- ウ ディープフェイク
- エ ハルシネーション
答えと解説
✓ これが正解エ ハルシネーション
解説
もっともらしいのに事実と異なる内容が出てくる現象のことです。
生成AIは、これまでに読み込んだ大量の文章から、次に来そうな言葉のつながりを選んで文を組み立てます。事実かどうかを台帳で確かめているのではなく、もっともらしさで選んでいるだけです。そのため、実在しない出典や誤った数値を、整った言い回しで自信ありげに書いてしまうことがあります。見た目が自然なので、読む側は誤りに気づきにくくなります。この、もっともらしいが事実とは異なる内容が出てくる現象をハルシネーションといいます。聞き手にとって都合のよい答えほど、そのまま受け取ってしまいやすいところに怖さがあります。使う側には、出てきた内容を別の情報源で確かめる手間が必要です。特に、日付や人名、条文の番号のように一つ違えば意味が変わるものは、必ず原典に当てる必要があります。
ほかの選択肢の解説
- ア エコーチェンバー:同じ考えの人どうしで交わすうちに、その考えばかりが返ってきて正しいと思い込んでいく現象です。人が集まる場で起きる偏りを指す語であり、作られた答えの中身が事実と食い違うことではありません。
- イ シンギュラリティ:技術の進歩が積み重なって、人の知能を超える転換点が訪れるという考え方を指す言葉です。将来を見通す議論の中で使われるもので、いま出てきた答えの誤りを説明する語ではありません。
- ウ ディープフェイク:実在する人の顔や声を、本物と見分けがつかないほど精巧に作り替えた偽の映像や音声です。だますために作られたものを指しており、作る側にその意図がないまま誤りが混じる現象とは別です。
関連用語
- 生成AI大量の文章や画像から言葉や形のつながり方を学び、新しい文などを組み立てる仕組みです。
出典:令和7年度 ITパスポート試験 問10
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