ITパスポート 平成25年度 春期 特別措置試験 問97
基礎理論
確率に関する問題
〔中問D・Web サイトを利用した商品販売〕〔テクノロジ〕図1の経路図から,このサイトのコンバージョン率を求める式として,適切なものはどれか。ここで,式中の a〜f は,図1に示した A%〜F%のアクセス率を小数の値に変換した数値である。
〔中問D の記述(抜粋・再掲)〕N 社はスポーツ用品の小売販売業者で,インターネットのショッピングサイトを利用した通信販売も行っている。ショッピングサイトのトップページから商品購入手続完了に至る経路は図1のとおりであり,図1中の矢印はリンクの経路を示す。A〜F は矢印の元のページから先のページへのアクセス率である。トップページへの外部からのアクセス件数に対する購入手続完了の件数の割合をコンバージョン率という。
〔図1 N 社ショッピングサイトの経路図〕(原典の図を記述に書き起こしたものです。矢印は次の6本です)
| 矢印 | 元の | 先の | アクセス |
|---|---|---|---|
| A | トップページ | 商品紹介 | A% |
| B | トップページ | キャンペーン情報 | B% |
| C | 商品紹介 | 購入手続 | C% |
| D | キャンペーン情報 | 商品紹介 | D% |
| E | キャンペーン情報 | 購入手続 | E% |
| F | 購入手続 | 購入手続完了 | F% |
- ア (a+b) × (c+d+e) × f
- イ (a+c+f) × (b+d+c+f) × (b+e+f)
- ウ a×c×f+b×d×c×f+b×e×f
- エ f÷(a+b)
答えと解説
✓ これが正解ウ a×c×f+b×d×c×f+b×e×f
解説
順に通るのは掛け算で、どれかを通るのは足し算になります。
入口から買い終わりまで、たどれる道は三本あります。一本目は、商品の紹介へ進み、手続へ移って買い終わる道です。二本目は、催しの知らせを見てから紹介へ回り、手続へ進みます。三本目は、その知らせから直に手続へ移る道になります。一本の道を最後までたどる見込みは、途中の割合を順に掛けます。三本はどれを通ってもよいので、三つを足し合わせます。掛け算を三つ作り、それらを足した式を挙げた肢が当たります。括弧の中で先に足してから掛ける肢は、順序を取り違えていました。別々の場所から出る割合を混ぜて足しても、意味を持ちません。割り算で組み立てた肢も、確率を重ねる形になっていません。二本目は紹介へ回り込む道で、見落とすとどの肢とも合わなくなります。先に道を書き出しておけば、形の違う肢は一度に落ちます。
ほかの選択肢の解説
- ア (a+b) × (c+d+e) × f:入口から出る割合を先に足し、次の段も足しています。最初の括弧までは、確かに読める形でした。ところが次は、別の場所から出る割合を混ぜています。足す場所と掛ける場所が、入れ替わっていました。入口から出た割合なら、最初の括弧が答えです。
- イ (a+c+f) × (b+d+c+f) × (b+e+f):三つの括弧を作り、それらを掛け合わせています。最後の割合が、どの括弧にも入っていました。一本の道を三度たどることになってしまいます。道筋として読める形には、なっていません。三本あることなら、数だけは合っています。
- エ f÷(a+b):最後の割合を、入口から出る割合で割っています。割合を重ねるときは、掛け合わせるのが決まりです。割ってしまうと、道をたどる意味が消えます。途中の二段も、どこにも入っていません。最後の段だけなら、割合はこれにあたります。
関連用語
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問97(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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