ソフトウェア|平成25年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問96
〔中問C・売上データの分析〕〔テクノロジ〕A さんは売上傾向の分析と経済状況の動向から,製品 N の来年の年間売上高を今年の10%増と見込んだ。また,月ごとに売上目標を定めて目標達成を管理するため,次の図のように,各月の売上傾向から目標売上高を計算する次のワークシートを作成した。ワークシートの各セルを次のように設定するとき,セル F14に入力する計算式として,適切なものはどれか。
〔ワークシート〕(原典のワークシートを表に書き起こしたものです。網掛けの部分は,原典では表示していません)
| A | B | C | D | E | F | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 月 | 昨年の売上高(単位 千円) | 今年の売上高(単位 千円) | 平均(単位 千円) | 月の売上構成比 | 目標売上高(単位 千円) |
| 2 | 1月 | 3,000 | 3,200 | 3,100 | (表示していない) | (表示していない) |
| 3 | 2月 | 4,100 | 4,400 | 4,250 | (表示していない) | (表示していない) |
| 4 | 3月 | 11,900 | 13,200 | 12,550 | (表示していない) | (表示していない) |
| 5 | 4月 | 7,300 | 7,700 | 7,500 | (表示していない) | (表示していない) |
| ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ | ⋮ |
| 13 | 12月 | 2,700 | 4,100 | 3,400 | (表示していない) | (表示していない) |
| 14 | 年間合計 | 60,600 | 70,300 | 65,450 | (表示していない) | (表示していない) |
〔各セルの設定〕
・セル D2に計算式 “(B2+C2)/2” を入力し,セル D3〜D13に複写する。
・セル D14に計算式 “合計(D2〜D13)” を入力する。
・セル E2に計算式 “D2/D$14” を入力し,セル E3〜E14に複写する。
・セル F2に計算式 “F$14*E2” を入力し,セル F3〜F13に複写する。
- C14+(D14*0.1)
- ✓ これが正解C14*1.1
- C14*E14
- 合計(F2〜F13)
解説
参照の向きを追うと、合計では作れない合計が在ります。
埋めたい欄に入るのは、来年ひと年ぶんの目当ての額です。設問が、今年より一割多く見込むと言い切っていました。だから今年の年間合計に、一割一分を掛ける肢が当たります。月ごとの欄は、この年間の額に構成比を掛けて作られていました。つまり年間の額が先に決まり、そこから各月へ配る向きです。月ごとを足して年間を作る肢は、その順序が逆さまになります。足そうとしている先が、自分自身を材料にしてしまうからです。平均の合計に一割を掛けて足す肢は、掛ける相手を取り違えました。一割多くするのは今年の売上のほうで、平均のほうでは在りません。今年の合計に構成比の合計を掛ける肢も、値が変わりません。構成比を全部足すと一になるので、掛けても元のままです。表計算ソフトでは、参照の向きが計算できる順番を決めています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 今年の合計に、平均の合計の一割を足しています。一割を足すという向きは、確かに合っていました。ところが一割を取る相手が、平均のほうです。増やす元は、今年の売上でなければなりません。平均を増やす話なら、これが答えです。
- 今年の合計に、構成比の合計を掛けています。構成比は、その月が年間の何割かを表す値でした。十二か月ぶんを全部足せば、ちょうど一になります。一を掛けても、今年の値がそのまま残るだけです。今年の額を問われたなら、これが答えです。
- 月ごとの欄を、上から下まで足し合わせています。ふつうなら、合計はこの形で作るものです。ところが月ごとの欄は、埋めたい欄を掛けて作られます。自分を材料にして自分を作ることになりました。積み上げる形を問われたなら、これが答えです。
この問題に関係する言葉
- 表計算ソフト
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問96
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