ITパスポート 平成22年度 秋期 問37
サービスマネジメント
SLAに関する問題
IT サービスマネジメントにおけるインシデントはどれか。
- ア サービスの提供者と利用者の間で合意されたサービスの内容及びレベル
- イ サービス品質の低下を引き起こすもの
- ウ サービス利用の課金情報の提供
- エ サービスレベルを維持管理する活動
答えと解説
✓ これが正解イ サービス品質の低下を引き起こすもの
解説
インシデントは、サービスの品質を下げる出来事を指します。
四つの肢は、種類の違うものが並んでいます。出来事と、取り決めと、活動と、情報です。設問が問うインシデントは、出来事のほうです。サービスの品質を低下させるものを、インシデントと呼びます。だから品質の低下を引き起こすと述べた肢が正解です。指す範囲は広く、完全に止まっていなくても当たります。遅い、使いにくい、一部が動かないも品質の低下です。合意された内容とレベルを挙げた肢は、取り決めです。提供者と利用者で先に取り交わします。SLA と呼ばれ、出来事そのものではありません。サービスレベルを維持管理する活動は、SLM(サービスレベル管理)です。SLA を守るために回していく活動です。課金情報の提供は、課金管理で扱う情報です。出来事か、取り決めか、活動かで四つは分かれます。シラバスも、SLA をサービスの用語として挙げています。
ほかの選択肢の解説
- ア サービスの提供者と利用者の間で合意されたサービスの内容及びレベル:SLA(サービスレベル合意書)の説明です。提供者と利用者が、どこまで応じるかを前もって取り交わします。しかしこれは取り決めであって、品質を下げる出来事そのものではありません。種類が違います。
- ウ サービス利用の課金情報の提供:課金管理で扱う課金情報の提供です。どれだけ使ったかを数え、利用者に伝えます。料金を請求するうえで必要な働きです。しかし品質を下げる出来事ではなく、情報の提供です。扱う中身が違います。
- エ サービスレベルを維持管理する活動:SLM(サービスレベル管理)の説明です。合意したサービスレベルを守るため、測定と見直しを繰り返し回します。しかしこれは活動を指す言葉で、出来事を指すインシデントとは名の指す先が違います。
関連用語
- SLA提供する側と受ける側で、どの水準まで満たすかをあらかじめ取り決めた合意。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。
- サービスレベル顧客に約束するサービスの水準。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問37
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