2023年5月 (特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問43
金融資産運用
所有期間利回りに関する問題
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表面利率(クーポンレート)2%、残存期間5年の固定利付債券を、額面100円当たり104円で購入し、2年後に額面100円当たり102円で売却した場合の所有期間利回り(年率・単利)は、( )である。なお、税金や手数料等は考慮しないものとし、答は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入している。
- 10.96%
- 21.54%
- 32.88%
答えと解説
✓ これが正解10.96%
解説
(2円+(102円-104円)÷2年)÷104円で、約0.96%です。
所有期間利回りは、債券を償還前に売却した場合に、購入してから売却するまでに得た収益が、購入価格に対して1年あたり何%かを示すものです。1年あたりの利子に、売却価格と購入価格の差(売却損益)を所有期間で割った額を加え、それを購入価格で割って求めます。
式で書くと、所有期間利回り(%)={表面利率+(売却価格-購入価格)÷所有期間}÷購入価格×100です。本問では、表面利率による利子が2円、(102円-104円)÷2年=-1円なので、1年あたりの収益は2円-1円=1円です。これを購入価格104円で割ると、1÷104×100=0.9615…%となり、小数点以下第3位を四捨五入して0.96%です。
分母は額面ではなく購入価格、売却損は差し引く、という2点を押さえましょう。
ほかの選択肢の解説
- 21.54%:1.54%は、売却損2円を所有期間2年ではなく残存期間5年で割った場合の値です。(2円-2円÷5年)÷104円×100=1.538…%になりますが、所有期間利回りでは実際に保有した2年で割ります。
- 32.88%:2.88%は、2円の売却損を差し引かずに、益として加えた場合の値です。(2円+1円)÷104円×100=2.884…%になりますが、104円で買って102円で売ったので、1年あたり1円を差し引く必要があります。
出典:2023年5月 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問43(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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