(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問41
金融資産運用
最終利回りに関する問題
表面利率(クーポンレート)2%、残存期間5年の固定利付債券を額面100円当たり104円で購入した場合の最終利回り(年率・単利)は、( )である。なお、税金等は考慮しないものとし、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入している。
- 11.15%
- 21.20%
- 31.25%
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✓ これが正解11.15%
解説
最終利回りは(2円-0.8円)÷104円×100で約1.15%です。
最終利回りは、すでに発行されている債券を時価で購入し、満期(償還)まで持ち続けた場合の1年あたりの利回りです。単利の場合は、1年あたりの利子に、償還時の差益または差損を残存期間で割った1年あたりの額を加え、それを購入価格で割って求めます。
設問の債券は、表面利率2%なので額面100円あたりの利子は年2円です。104円で買い、満期には100円で償還されるので、4円の償還差損が出ます。これを残存期間5年で割ると年0.8円の差損です。したがって、1年あたりの収益は2円-0.8円=1.2円で、これを購入価格104円で割ると、1.2円÷104円×100=1.1538…%です。小数点以下第3位を四捨五入すると1.15%になります。
したがって、空欄には1.15%が入ります。額面より高く買うと差損が出て利回りが表面利率より下がる、という向きを先に確かめると、計算の誤りに気づきやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 21.20%:1.20%は、1年あたりの収益1.2円を、購入価格104円ではなく額面の100円で割った値です。最終利回りは実際に支払った購入価格に対する割合なので、分母は104円にする必要があります。
- 31.25%:1.25%は、最終利回りの正しい手順では得られない値です。利子2円から年あたりの差損0.8円を引いた1.2円を、実際に支払った購入価格104円で割ると、1.1538…%を四捨五入して1.15%になります。
出典:3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(2026年5月公表分)(特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会・一般社団法人金融財政事情研究会)問41(改変:肢の番号をそろえ、表・図を文字に書き写して加工)。解説は当サイト独自のもので、日本FP協会・金融財政事情研究会とは関係ありません。
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