令和元年度 秋期 午前 問77
企業活動
ROIの説明
ROI を説明したものはどれか。
- ア一定期間におけるキャッシュフロー(インフロー,アウトフロー含む)に対して,現在価値でのキャッシュフローの合計値を求めるものである。
- イ一定期間におけるキャッシュフロー(インフロー,アウトフロー含む)に対して,合計値がゼロとなるような,割引率を求めるものである。
- ウ投資額に見合うリターンが得られるかどうかを,利益額を分子に,投資額を分母にして算出するものである。
- エ投資による実現効果によって,投資額をどれだけの期間で回収可能かを定量的に算定するものである。
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✓ これが正解ウ投資額に見合うリターンが得られるかどうかを,利益額を分子に,投資額を分母にして算出するものである。
解説
利益を投資額で割って、見合うかどうかを測る指標です。
投資を評価する指標には、時間の価値を扱うものと、比で見るものがあります。ROI は後者で、投資額に見合う戻りが得られるかを比で示します。計算は単純で、利益額を分子に、投資額を分母に置いて割ります。名前は、投資に対する戻りという意味の言葉から来ています。比なので、規模の違う案件どうしを並べて比べられるのが利点です。一方で、いつ戻ってくるかは表せません。時間を扱いたいときは、別の指標を使います。将来の出入りを今の価値に直して合計する指標がその一つです。合計がゼロになる割引率を求める指標も並びます。元手を何年で取り戻せるかを出す指標も、時間を見るものです。四つのうち、割り算の形が書かれているのは一つだけです。分子と分母が何かを読めば、迷わず選べます。短い期間の案件ほど比は良く見えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア一定期間におけるキャッシュフロー(インフ…:将来の出入りを今の価値に直し、合計を求める指標の説明です。時間の重みを扱う点が特徴になります。利益を投資額で割る比ではありません。合計が正なら投資に値すると読みます。割引率を先に決めておきます。単位は金額になります。
- イ一定期間におけるキャッシュフロー(インフ…:合計がちょうどゼロになる割引率を求める指標の説明です。求めるのは率ですが、比で表した収益率とは別のものです。時間の重みを含んでいる点が違います。高いほど有利だと読みます。求める過程で試し計算が必要です。単位は率になります。
- エ投資による実現効果によって,投資額をどれ…:元手を何年で取り戻せるかを算定する指標の説明です。測っているのは期間の長さです。利益と投資額の比ではありません。短いほど早く元が取れると読みます。単位は年になります。戻りが早いほど危険は小さくなります。利益の大きさは見ません。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問77
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