平成28年度 春期 午前 問77
企業活動
パレート図に関する問題
ある工場では,これまでに発生した不良品について,発生要因ごとの件数を記録している。この記録に基づいて,不良品発生の上位を占める要因と件数の累積割合を表したパレート図はどれか。
図(書き起こし): 選択肢が4つのグラフ(絵)です。テキストに落ちないため,形を書き取りました。
いずれも「棒グラフ+折れ線」の組合せで,軸の目盛りや項目名は原典に書かれていません。
| 棒の並び | 折れ線 | |
|---|---|---|
| ア | 左から高い順に低くなる(降順) | 左下から右上へ上昇し,右へ行くほど傾きがゆるむ(累積曲線の形) |
| イ | 左から高い順に低くなる(降順) | 左上から右下へ下降する |
| ウ | 左から低い順に高くなる(昇順) | 左下から右上へ上昇し,右へ行くほど傾きが急になる |
| エ | 中央が最も高い山形(上がって下がる) | 棒の頂点をなぞる山形 |
※ この図は,原文のグラフを文章に書き起こしたものです。形のとらえ方に1段の解釈が入っています。
- ア左から高い順に低くなる(降順) 左下から右上へ上昇し,右へ行くほど傾きがゆるむ(累積曲線の形)
- イ左から高い順に低くなる(降順) 左上から右下へ下降する
- ウ左から低い順に高くなる(昇順) 左下から右上へ上昇し,右へ行くほど傾きが急になる
- エ中央が最も高い山形(上がって下がる) 棒の頂点をなぞる山形
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✓ これが正解ア左から高い順に低くなる(降順) 左下から右上へ上昇し,右へ行くほど傾きがゆるむ(累積曲線の形)
解説
棒は多い順に並び累積の折れ線が上へ伸びます。
パレート図の作り方は、要因ごとの件数を大きい順に並べて棒で示し、その割合を左から順に積み上げた累積を折れ線で重ねる形に決まっています。棒は左が最も高く、右へ行くほど低くなり、折れ線は左下から始まって右上へ伸び、上限に近づくほど傾きが緩みます。判定の軸は、選択肢のグラフの形が、棒の降順と累積折れ線の上昇の組合せに一致しているかどうかです。設問が問う図に当たるのは、この二つがそろって表れている形でした。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ左から高い順に低くなる(降順) 左上から…:棒は降順で並んでいるものの、重ねてある折れ線が左上から右下へ下降する形を示しています。累積の割合は減っていくことがないため、折れ線が下降する組合せはこの図の作りに合いませんでした。
- ウ左から低い順に高くなる(昇順) 左下から…:棒が低い順から高い順へ並び、折れ線も右上に向かって傾きが急になる形を示しています。棒の並べ方が反対で、大きな要因を左端に置くという型の組立てから外れてしまう形でした。
- エ中央が最も高い山形(上がって下がる) 棒…:棒が中央で最も高くなる山の形を示し、折れ線もその頂点をなぞって山の形になっています。要因の大小で並べる規則が働いておらず、累積を表す折れ線の性質にも合わない形でした。
この問題の用語
- パレート図項目ごとの出現頻度を大きい順に棒で並べ、累積和を折れ線で描く図です。上位のどれを直せば全体が大きく改善するかを見つけられます。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問77(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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