令和8年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問30
一般用電気工作物等の保安に関する法令
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「電気設備に関する技術基準を定める省令」に関する記述として,誤っているものは。
- イ同省令は「電気工事士法」の規定に基づき,定められている。
- ロ電圧の種別である低圧,高圧及び特別高圧を規定している。
- ハ電気設備は,感電,火災その他人体に危害を及ぼし,又は物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならないと規定している。
- ニ電気の使用場所における低圧の電路の絶縁性能については,使用電圧の区分に応じ,絶縁抵抗値を規定している。
答えと解説
✓ これが正解イ同省令は「電気工事士法」の規定に基づき,定められている。
解説
技術基準の省令は、電気事業法に基づく規定です。
電気設備に関する技術基準を定める省令(電気設備技術基準)は、電気設備の安全のために守るべき基本的な基準を定めた経済産業省令です。この問いは、その内容として誤っているものを選びます。
同省令の第2条は、電圧の種別として低圧、高圧、特別高圧の3つを定めています。第4条は、電気設備は感電、火災その他人体に危害を及ぼし、又は物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならないと定めています。第58条は、低圧の電路の絶縁性能として、使用電圧の区分に応じた絶縁抵抗値を定めています。これらを述べた3つの肢は、省令の内容と合っています。
誤っているのは、同省令が電気工事士法に基づいて定められているとする文です。電気工事士法は、電気工事に従事する人の資格や義務を決める法律であり、設備の基準を決める省令の根拠ではありません。この省令は、電気事業法第39条第1項などの規定に基づいて定められています。覚え方は、設備の基準は電気事業法、人の資格は電気工事士法、です。
ほかの選択肢の解説
- ロ電圧の種別である低圧,高圧及び特別高圧を規定している。:電圧を低圧・高圧・特別高圧の3種に分けているのは、この省令の第2条です。低圧は交流なら600 V以下と定められているので、述べられている内容は正しく、誤りではありません。
- ハ電気設備は,感電,火災その他人体に危害を及ぼし,又は物件に損傷を与えるおそれがないように施設しなければならないと規定している。:感電や火災などのおそれがないように電気設備を施設するという文は、この省令の第4条にあたる規定そのもので、述べられている内容は正しく、誤った記述とはいえません。
- ニ電気の使用場所における低圧の電路の絶縁性能については,使用電圧の区分に応じ,絶縁抵抗値を規定している。:低圧の電路の絶縁性能は第58条にあり、使用電圧や対地電圧の区分ごとに絶縁抵抗の最小値が決まっています。絶縁抵抗値を規定しているという文は正しく、誤りではありません。
出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問30(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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