令和8年度上期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問31
配線図
小勢力回路に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
①で示す部分の小勢力回路で使用できる電圧の最大値[V]は。
〔配線図の前書き〕図は,鉄筋コンクリート造集合住宅の1戸部分の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ,ロ,ハ,ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して,答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は,特記のある場合を除き600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数,電線の太さ,その他,問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- 3.漏電遮断器は,定格感度電流30 mA,動作時間0.1 秒以内のものを使用している。
- 4.選択肢(答え)の写真にある点滅器は,特記のある場合を除き「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
- 5.図記号で示す一般用照明にはLED 照明器具を使用することとし,選択肢(答え)の写真にある照明器具は,すべてLED 照明器具とする。
- 6.ジョイントボックスを経由する電線は,すべて接続箇所を設けている。
- 7.3 路スイッチの記号「0」の端子には,電源側又は負荷側の電線を結線する。
- イ24
- ロ30
- ハ40
- ニ60
答えと解説
✓ これが正解ニ60
解説
小勢力回路の使用電圧は、最大60Vまでです。
小勢力回路とは、ベルやチャイム、リモコン用の押しボタンのように、小さな電力で動く弱い回路のことです。大きな電流が流れると危険になるため、使える電圧に上限が決まっています。小勢力回路の最大使用電圧は60 V以下です。
図の指示線は、玄関の押しボタン(四角の中に黒丸の記号)から壁ぞいに配線され、チャイム(四角の中に音符の記号)と、丸の中にTと書いたベル変圧器につながる細い線を指しています。これは、100 Vの電灯回路から変圧器で電圧を下げて使う小勢力回路です。
したがって、小勢力回路で使える電圧の最大値は60 Vです。24 V、30 V、40 Vは、いずれも60 Vより低い値なので、上限を問うこの問いの答えにはなりません。覚え方は、小勢力回路は60 V以下、です。
ほかの選択肢の解説
- イ24:24 Vは60 Vの上限より低い値です。問われているのは使用できる電圧の最大値なので、上限の値そのものでない24 Vを選ぶことはできません。
- ロ30:30 Vも上限の60 Vを下回る数字です。なお、漏電遮断器の感度電流が30 mAと書かれていますが、単位も意味も違うため、小勢力回路の電圧とは関係がありません。
- ハ40:40 Vは上限の60 Vより低く、最大値を答える問いには当てはまりません。小勢力回路は、決められた上限の電圧以下であれば使えるという考え方です。
出典:令和8年度上期第二種電気工事士学科試験 問31(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)