令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午前)(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
電力損失に関する問題
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図のような単相3 線式回路において,電線1 線当たりの抵抗が0.1 Ω,抵抗負荷に流れる電流がともに15 A のとき,この電線路の電力損失[W]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ45
- ロ60
- ハ90
- ニ135
答えと解説
✓ これが正解イ45
解説
平衡時は中性線が0Aで、2本分の45 Wです。
単相3線式は、100 Vの負荷を電圧線と中性線の間に2つつなぎ、中性線には両方の電流の差が流れる方式です。図のように負荷の電流がどちらも15 Aで等しい(平衡している)と、中性線の電流は15−15=0 Aになります。
電線で失われる電力は I²r で求めます。電流が流れない中性線の損失は0です。電圧線2本には15 Aずつ流れるので、1本の損失は 15×15×0.1=22.5 Wで、2本分で45 Wです。45とする肢が正解です。なお、負荷の電流が違うと中性線に差の電流が流れ、その分の損失が加わります。ここでは差が0なので考えなくてよいことになります。
平衡した単相3線式では中性線の損失が0になるので、電流が流れている線だけ数えます。
ほかの選択肢の解説
- ロ60:60 Wは、22.5 Wの整数倍になっておらず、電線の本数を何本に数えても出ない値です。電圧線2本分の45 Wに、電流が0の中性線の損失0 Wを足した値が正しい損失です。
- ハ90:90 Wは、1本あたり22.5 Wの4倍にあたる値です。この回路で電流が流れるのは電圧線2本だけで、中性線は平衡のため0 Aなので、損失は2本分の45 Wにとどまり、90 Wにはなりません。
- ニ135:135 Wは、1本あたり22.5 Wの6倍にあたる値です。仮に3本とも15 Aが流れるとしても67.5 Wで、135 Wには届きません。平衡した単相3線式では中性線の損失は0です。
出典:令和2年度下期第二種電気工事士筆記試験(午前) 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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