令和7年度下期第二種電気工事士学科試験(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
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図のような単相3 線式回路において,電線1 線当たりの抵抗が0.2 Ωのとき,a-b 間の電圧[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ96
- ロ100
- ハ102
- ニ106
答えと解説
✓ これが正解ハ102
解説
a-b間は 104-0.2×10=102 V です(中性線の降下は0)。
単相3線式で、電線1本あたりの抵抗による電圧降下を使って、a-b間(上側の負荷にかかる電圧)を求めます。単相3線式は、中性線と外側の線の間に100 V系の負荷をつなぎ、上下の負荷電流が等しいと中性線の電流が0 Aになる配電方式です。
上下の負荷にはどちらも10 Aが流れていて、電流がつり合っているので、中性線(図の真ん中の線)の電流は 10-10=0 A です。したがって中性線には電圧降下が生じません。上側の外線には10 Aが流れるので、電圧降下は 0.2 Ω×10 A=2 V です。
a-b間の電圧は、電源の104 Vから上側の外線の電圧降下2 Vを引いて、104-2=102 V です。検算は、外側の線間208 Vから上下の外線の降下を引いた 208-2-2=204 V を、2つの負荷で等分して102 V、でも同じです。 覚え方は、電流がつり合っていれば中性線の降下は0、です。
ほかの選択肢の解説
- イ96:96 V は、この図の条件から素直な計算では導けません。中性線は電流が0 Aで降下が出ず、降下は上側の外線の2 Vだけなので、104 Vから8 Vも引く理由が見つかりません。
- ロ100:100 V は、104 Vから外線と中性線の2本分の降下(2 V+2 V)を引いた値です。ところが中性線の電流は10-10=0 A で降下が出ないため、引くのは外線の2 Vだけになります。
- ニ106:106 V は、104 Vに降下の2 Vを足した値です。電線に電流が流れると、負荷側の電圧は電源より下がる向きに変わるので、a-b間の電圧は104 Vより低くなり、高くはなりません。
出典:令和7年度下期第二種電気工事士学科試験 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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