平成30年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
単相3線式に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
図のような単相3線式回路において,電線1線当たりの抵抗が0.2 Ωのとき,a-b間の電圧[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14

- イ96
- ロ100
- ハ102
- ニ106
答えと解説
✓ これが正解ハ102
解説
中性線に電流が流れないので、104−0.2×10=102 Vです。
単相3線式は、上の線・中性線・下の線の3本で、上と中性線の間、中性線と下の線の間に、それぞれ104 Vを供給する方式です。a-b間の電圧は、電源の104 Vから、そこへ至る電線の電圧降下を引いた値になります。
この図では上下の負荷がどちらも10 Aで同じ大きさ(平衡)です。上の負荷を流れた電流は中性線を通って下の負荷の電流と打ち消し合うため、中性線に流れる電流は10−10=0 Aです。したがって中性線では電圧降下が起きません。上の線だけは10 Aが流れ、電圧降下は 0.2×10=2 V。a-b間は 104−2=102 Vです。
負荷が平衡していれば中性線の電流はゼロで、電圧降下は外側の線1本分だけ、と覚えると、単相3線式の問が速く解けます。
ほかの選択肢の解説
- イ96:96 Vは、この回路の数値からは導けません。上の線の電圧降下は2 V、中性線は0 Vなので、a-b間が104 Vから8 Vも下がることはありません。
- ロ100:100 Vは、中性線にも10 Aが流れて2 Vの降下が加わるとした場合の値です。上下の負荷が同じ10 Aなら中性線の電流は0なので、降下は上の線の2 Vだけです。
- ニ106:106 Vは、電圧降下の2 Vを引かずに足してしまった値です。電線に電流が流れると電圧は下がるので、負荷の電圧は電源の104 Vより低くなります。
出典:平成30年度上期第二種電気工事士筆記試験 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)