平成21年度第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問7
配電理論及び配線設計
単相3線式に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
図のような負荷が接続されている単相3線式回路において、図中の✕印点で断線した場合、b-c間の電圧〔V〕は。ただし、断線によって負荷の抵抗値は変化しないものとする。
〔注〕本問題の計算で√2、√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41、√3=1.73、π=3.14

- イ60
- ロ80
- ハ120
- ニ160
答えと解説
✓ これが正解ニ160
解説
中性線が切れると、b-c間は160 Vになります。
単相3線式では、中性線は2つの負荷の接続点と電源の中点をつなぎ、負荷の電流の差を流す役目の線です。この線が断線すると、2つの負荷は電源の 200 V に対して直列につながったかたちになります。
各抵抗は、図に 1 000 W の負荷が 10 Ω、250 W の負荷が 40 Ω と書かれています。直列の合成抵抗は 10+40=50 Ω なので、流れる電流は 200÷50=4 A です。電圧は抵抗に比例して分かれるので、b-c 間の 40 Ω には 40×4=160 V がかかります。
検算として、a-b 間の 10 Ω には 10×4=40 V がかかり、160+40=200 V で電源電圧と合います。
覚え方は、中性線が切れると直列つなぎになり、抵抗の大きい負荷(消費電力の小さい方)に高い電圧がかかる、です。
ほかの選択肢の解説
- イ60:60 V になるなら、もう一方の負荷には 140 V がかかる計算で、抵抗の比 10 Ω:40 Ω=1:4 に合いません。直列では電圧も 1:4 に分かれるので、b-c 間は 160 V になります。
- ロ80:80 V とすると、a-b 間が 120 V で電圧の比が 3:2 になります。しかし抵抗の比は 10 Ω:40 Ω で 1:4 なので、電圧も 1:4 の 40 V と 160 V に分かれ、80 V にはなりません。
- ハ120:120 V とすると、a-b 間は 80 V で、電圧の比が 2:3 になります。直列では電圧は抵抗の比 1:4 に分かれるので 40 V と 160 V です。この図では、120 V にはなりません。
出典:平成21年度第二種電気工事士筆記試験 問7(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)