2019年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問27
一般用電気工作物等の検査方法
クランプ形漏れ電流計に関する問題
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- イ

- ロ

- ハ

- ニ

答えと解説
✓ これが正解ニ
解説
3本ともクランプで同時にはさむと、漏れ電流の有無が分かる。
クランプ形漏れ電流計の測り方の知識で判断します。この計器は、輪の中を通る電線の電流を向きも含めて合計した値を表示します。単相3線式では、電圧側の2本と中性線の計3本があり、正常なときは行きの電流と帰りの電流が打ち消し合って、輪の中を通る電流の合計はほぼ0になります。電気が大地へ漏れていると、その分だけ戻りが足りなくなり、合計が0にならず、漏れ電流として表示されます。
このため、漏れ電流の有無を調べるには、行き帰りの電線を全部まとめて1つの輪にはさみます。図を比べると、黒い電線2本と中性線の3本すべてが輪の中を通っているのは、3本とも通した図だけです。ほかの図は1本か2本しかはさんでおらず、通した電線の負荷電流そのものを測ってしまうので、漏れの有無は読み取れません。
覚え方は、漏れ電流は行きと帰りの差なので、行き帰りの全部をはさむ、です。
ほかの選択肢の解説
- イ…1本はクランプの外の上方にあり,中性線と黒い電線1本の計2本がクランプの輪の中を通る:黒い電線1本と中性線の2本だけをはさんでいます。残る黒い電線の電流が輪の外に出るため、打ち消し合いが成り立たず、負荷電流の差が表示されるだけで、漏れ電流は判断できません。
- ロ…1本と中性線はクランプの外の上方にあり,黒い電線1本だけがクランプの輪の中を通る:黒い電線1本だけを輪に通している図です。1本の電線の電流は負荷電流そのものを示すので、行きと帰りの差を見ることができず、漏れ電流の有無の確認にはなりません。
- ハ…2本はクランプの外の上方にあり,中性線1本だけがクランプの輪の中を通る:中性線1本だけをはさんでいます。この場合に表示されるのは中性線を流れる電流で、電圧側の2本が輪の外にあるため、大地へ漏れた電流の有無は分かりません。
出典:2019年度上期第二種電気工事士筆記試験 問27(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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