平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問14
電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
安定器に関する問題
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水銀灯に用いる安定器の使用目的は。
- イ放電を安定させる。
- ロ力率を改善する。
- ハ雑音(電波障害)を防止する。
- ニ光束を増やす。
答えと解説
✓ これが正解イ放電を安定させる。
解説
水銀灯の安定器は、放電を安定させるために使います。
水銀灯は、ガラス管の中の水銀蒸気に電流を流し、放電させて光を出すランプです。放電には、いったん始まると電流が増えるほど管の電圧が下がり、電流がさらに増えやすいという性質があります。そのまま電源につなぐと、電流が際限なく増えてランプが壊れてしまいます。
安定器は、ランプと直列につないで電流の大きさを一定の範囲に抑え、放電を安定させる器具です。これが、水銀灯に安定器を使う目的です。
他の選択肢は、別の部品の役割です。力率を改善するのはコンデンサ、雑音(電波障害)の防止にもコンデンサなどを使います。光束(ランプが出す光の量)は、ランプ自体の性能で決まります。覚え方は、水銀灯の安定器は電流を安定させる係、です。
ほかの選択肢の解説
- ロ力率を改善する。:安定器はコイルを使うため、そのままだと力率は下がる向きです。力率の改善はコンデンサの役目で、安定器の使用目的とは別なので、この記述は当てはまりません。
- ハ雑音(電波障害)を防止する。:放電灯の雑音を抑えるには、コンデンサなどの雑音防止の部品を入れます。安定器の目的は放電を安定させることなので、雑音の防止を挙げる記述は目的が違います。
- ニ光束を増やす。:光束はランプの出す光の量ですが、安定器は電流を制限して放電を安定させるだけの器具で、光を増やす働きはありません。目的を取り違えた記述です。
出典:平成23年度下期第二種電気工事士筆記試験 問14(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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