平成28年度 春期 午前Ⅱ 問25
経営戦略マネジメント
内面化の説明
SECIモデルにおける,内面化の説明はどれか。
- ア新たに創造された知識を組織に広め,新たな暗黙知として習得すること
- イ組織内の個人,小グループが有する暗黙知を形式知として明示化すること
- ウ組織内の個人,小グループで暗黙知の共有化や,新たな暗黙知の創造を行うこと
- エ明示化した形式知を組み合わせ,それを基に新たな知識を創造すること
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✓ これが正解ア新たに創造された知識を組織に広め,新たな暗黙知として習得すること
解説
内面化は、形式知を実践を通じて自分の暗黙知として身に付けることです。
SECIモデルは、個人のもつ暗黙知と、言葉や図で表された形式知が、四つの段階を回りながら組織の知識として広がり、新たな知識が生まれる過程を示した考え方です。四つの段階は、共同化、表出化、連結化、内面化です。見分ける軸は、それぞれの段階で知識がどの形からどの形へ変わるかです。内面化は形式知から暗黙知への変換で、組織に広まった新しい知識を、個人が実践を通じて自分のものとして身に付けることを指します。設問の、新たに創造された知識を組織に広め新たな暗黙知として習得するという説明は、これに当たります。暗黙知と形式知のどちらからどちらへ移るかを見れば、四つの段階を区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ組織内の個人,小グループが有する暗黙知を…:個人や小グループの暗黙知を形式知として明示化するのは、暗黙知から形式知への変換で、表出化の説明です。言葉や図にして伝えられる形にする段階であり、知識を自分の中に取り込む段階ではありません。
- ウ組織内の個人,小グループで暗黙知の共有化…:個人や小グループの間で暗黙知を共有し、新たな暗黙知を生み出すのは、共同化の説明です。経験を共にすることで暗黙知のまま伝わる段階で、形式知を習得し直す内面化とは異なります。
- エ明示化した形式知を組み合わせ,それを基に…:明示化した形式知を組み合わせて新たな知識を作るのは、形式知同士の組合せにあたる連結化の説明です。知識はまだ形式知のままであり、個人が暗黙知として身に付ける段階には達していません。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問25
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