令和5年度 春期 午前 問65
システム企画
調達の際に作成されるRFIの説明
情報システムの調達の際に作成される RFI の説明はどれか。
- ア調達者から供給者候補に対して,システム化の目的や業務内容などを示し,必要な情報の提供を依頼すること
- イ調達者から供給者候補に対して,対象システムや調達条件などを示し,提案書の提出を依頼すること
- ウ調達者から供給者に対して,契約内容で取り決めた内容に関して,変更を要請すること
- エ調達者から供給者に対して,双方の役割分担などを確認し,契約の締結を要請すること
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✓ これが正解ア調達者から供給者候補に対して,システム化の目的や業務内容などを示し,必要な情報の提供を依頼すること
解説
供給者候補へ情報の提供を求める依頼です。
設問は、情報システムの調達の際に作成される RFI の説明を、四つの中から選ばせています。四つとも調達者から相手へ何かを求める場面なので、誰から誰へという向きだけでは絞れません。見分けの軸は二つです。求めているものが何か、そしてそれを求めるのが調達のどの段階か、です。RFI の最後の一文字は情報を表す語の頭文字ですから、求めているのは情報そのものだと読み取れます。正解は、調達者から供給者候補に対して、システム化の目的や業務内容などを示し、必要な情報の提供を依頼することという説明です。まだ相手を絞り込んでいない段階で、どのような技術や製品が世の中にあるのか、いくらぐらいかかるのかを教えてもらい、その先の条件を組み立てる材料にします。自社が何を買えるのかを知らないまま条件を固めると、現実と噛み合わない調達になってしまいます。集めた回答は下調べであって、そのまま契約に進む約束ではありません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ調達者から供給者候補に対して,対象システ…:求めているものが提案書なので、相手を比べて選ぶ段階に入ってから出すものです。下調べではなく、対象や条件を示して具体案を競わせる場面にあたります。
- ウ調達者から供給者に対して,契約内容で取り…:すでに取り交わした契約の中身を変えたいと申し入れる場面です。相手も候補ではなく決まった一社なので、選ぶ前の段階には位置しません。
- エ調達者から供給者に対して,双方の役割分担…:双方の役割分担を確かめて契約を結ぼうとする場面で、調達の流れではさらに後ろにあたります。情報を集める段階はとうに過ぎています。
この問題の用語
- RFI発注元がシステム化の目的や業務内容を示し、事業者に情報の提供を求める文書です。提案書の提出を求めるRFPは、この次の段階になります。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- 供給者製品やサービスを外部から提供する事業者のこと。社内の部門とは区別され、提供する内容や水準は契約で取り決めます。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問65
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前 問68:新規参入の脅威に関する問題(供給者)
- 令和4年度 秋期 午前 問66:請負型の契約に関する問題(供給者)
- 令和3年度 秋期 午前 問65:RFIの説明(RFI)
- 平成27年度 秋期 午前 問65:調達の際に作成されるRFIの説明(RFI)
- 平成26年度 秋期 午前 問66:請負に関する問題(供給者)
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