平成30年度 秋期 午前 問69
企業活動
観測データを類似性によって集団や群に分類し,その特徴となる要因を分析する手法はどれか。
- アクラスタ分析法
- イ指数平滑法
- ウデルファイ法
- エモンテカルロ法
答えと解説を見る
✓ これが正解アクラスタ分析法
解説
似たものを寄せて群に分け、特徴を読む手法です。
四つの手法の中から、観測データを群に分けるものを選ぶ問いです。名前がそのまま答えになっています。クラスタとは、ぶどうの房のように寄り集まったかたまりのことで、クラスタ分析法は似たものを寄せていくつかの群に分ける手法です。設問の、類似性によって集団や群に分類するという言い方は、この語義をそのまま述べたものです。設問が二段で書かれている点も押さえます。分けたうえで、その特徴となる要因を分析すると続きます。たとえば顧客を購買の金額と来店の頻度で分けると、よく来るけれども一回の金額は小さい、といった群が浮かび上がります。分けて終わりではなく、何がその群を分けたのかを読むところまでが含まれます。似た手法との境目も一つ引いておきます。あらかじめどの群があるかが決まっていて、新しい観測がどちらに入るかを当てる手法は別にあります。この設問では群を先に与えていませんから、データの側から群が浮かび上がるほうを採ります。見分けの軸は、その手法の入力と出力が何かという点です。何を与えると何が出てくるのかを一つずつ書き出すと、迷いが消えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ指数平滑法:指数平滑法は、過去の実績に重みを付け、新しいものほど重く見て次の値を出す時系列の予測手法です。狙いは先を見積もることであって、観測を群に分ける働きは持っていません。
- ウデルファイ法:デルファイ法は、専門家に匿名で回答させ、集計を見せて再び回答させることを繰り返し、意見を収束させる手法です。入力になるのは人の判断で、観測データの分類には使いません。
- エモンテカルロ法:モンテカルロ法は、乱数を使った試行を何度も繰り返し、確率の絡む事象を数値の実験で近似する手法です。求めているのは見積りであって、群への振り分けではありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問69
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)