平成24年度 秋期 午前 問69
企業活動
限界利益に関する問題
施策案 a〜d のうち,利益が最も高くなるマーケティングミックスはどれか。ここで,広告費と販売促進費は固定費とし,1 個当たりの変動費は 1,000 円とする。
〔表〕
施策案 価格 広告費 販売促進費 売上数量 a 1,600 円 1,000 千円 1,000 千円 12,000 個 b 1,600 円 1,000 千円 5,000 千円 20,000 個 c 2,400 円 1,000 千円 1,000 千円 6,000 個 d 2,400 円 5,000 千円 1,000 千円 8,000 個
- アa
- イb
- ウc
- エd
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✓ これが正解ウc
解説
厚みかける数量から固定費を引きます。
この問いで使う式は一本だけです。利益は、価格から一個当たりの変動費を引いた厚み、すなわち限界利益に売上数量を掛け、そこから固定費を引いたものになります。広告費と販売促進費が固定費にあたりますので、四つの施策案に同じ式を当てるだけで、考えることは何もありません。唯一の落とし穴は単位です。価格と変動費は円で、広告費と販売促進費は千円で書かれていますから、そろえないまま引くと桁が千倍ずれて順位が入れ替わります。変動費が一個当たり 1,000 円ですので、厚みは価格から 1,000 円を引いた額になります。四案に同じ式を当てると、価格が高く、広告費も販売促進費も低く抑えた施策案 c だけが 6,400 千円となり、最も高い利益を生みます。この問いが仕掛けているのは、売上数量が最も多い案でも、売上高が最も大きい案でも正解にならないという点です。限界利益の合計が大きくても、それを上回る固定費を払えば手元には残りません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アa:価格 1,600 円の案で、一個当たりの厚みは 600 円です。12,000 個で 7,200 千円になりますが、広告費と販売促進費の合計 2,000 千円を差し引くと 5,200 千円にとどまり、最大にはなりません。
- イb:売上数量が 20,000 個と最も多く、売上高も最大の案です。厚み 600 円で 12,000 千円を稼ぎますが、販売促進費が 5,000 千円かさむため固定費は 6,000 千円となり、残るのは 6,000 千円です。
- エd:価格 2,400 円で厚みは 1,400 円あり、8,000 個で 11,200 千円を稼ぎます。ところが広告費が 5,000 千円かかるので固定費は 6,000 千円となり、差し引くと 5,200 千円しか残りません。
出典:平成24年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問69(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
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