令和3年度 秋期 午前 問75
企業活動
マクシミン原理に関する問題
いずれも時価 100 円の株式 A 〜 D のうち,一つの株式に投資したい。経済の成長を高,中,低の三つに区分したときのそれぞれの株式の予想値上がり幅は,表のとおりである。マクシミン原理に従うとき,どの株式に投資することになるか。
単位 円
株式 \ 経済の成長 高 中 低
A 20 10 15
B 25 5 20
C 30 20 5
D 40 10 −10- アA
- イB
- ウC
- エD
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✓ これが正解アA
解説
最悪の場合が最もましな銘柄を選びます。
設問は、経済の成長を三つに区分したときの予想値上がり幅の表をもとに、マクシミン原理に従うとどの株式に投資することになるかを選ばせています。この原理は名前のとおり、最小のものを集めてその中の最大を採る、という手順を表しています。ですから見分けの軸は、各行で最も小さい値はいくつか、そのうち最も大きいものはどれか、という一点だけです。銘柄ごとに最も悪い区分での値を拾うと、10 と 5 と 5 と −10 が並びます。この中で最も大きいのは 10 で、それを与える銘柄が答えになります。考え方としては、最悪の事態が最もましな選択肢を採るという保守的な構えで、もうけの大きさを追う基準ではありません。同じ表でも、最も大きい値どうしを比べる基準や、三つの区分を平均して比べる基準に替えれば答えは変わります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イB:成長が高いときに 25、低いときに 20 と大きい銘柄ですが、中の区分で 5 まで落ちます。この原理は行の中でいちばん小さい値だけを見るため、他に大きい値があっても選ばれる側には回りません。
- ウC:こちらも行の中でいちばん小さい値が 5 で、同じ理由から外れます。三つの区分を等しい見込みとみなして平均を採る基準であればこの銘柄が最も高くなりますが、設問が指定した手順はその平均ではありません。
- エD:成長が高いときの値上がり幅が 40 と最も大きい銘柄ですが、低いときには 10 の損失が出ます。最も大きい値どうしを比べる楽観的な基準ならこれが選ばれ、悲観的な手順では真っ先に外れます。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問75
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