平成22年度 春期 午前 問63
システム戦略
SaaSの説明
SaaS を説明したものはどれか。
- アインターネット経由でアプリケーションソフトウェアの機能を,必要なときだけ利用者に提供するサービスのこと
- イ企業の経営資源を有効に活用するために,基幹業務を統合的に管理するためのパッケージソフトウェアのこと
- ウ既存の組織やビジネスプロセスを抜本的に見直し,職務,業務フロー,管理機構,情報システムを再設計すること
- エ発注者とサービス提供者との間で,サービスの品質の内容について合意した文書のこと
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✓ これが正解アインターネット経由でアプリケーションソフトウェアの機能を,必要なときだけ利用者に提供するサービスのこと
解説
必要なときだけ機能を借りるサービスです。
SaaS は、ソフトウェアを自社に持たずに、外から必要な分だけ借りて使う形を指します。設問の四つの記述は、末尾を読むと指している物の種類がそれぞれ違います。サービスのこと、パッケージソフトウェアのこと、再設計すること、文書のこと、という具合です。問われているのはサービスの名前ですから、末尾がサービスのことで終わる記述を選べば足ります。正解の記述には、この形の要点が二つとも書かれています。一つはインターネット経由で提供される点で、利用者は動かす場所を自分で抱えません。もう一つは必要なときだけ利用できる点で、使った分に応じて支払う形につながります。所有するのではなく利用する形なので、導入が速く、はじめに掛かる費用も小さくなります。いっぽうで、自社の事情に合わせて細かく作り込むことは難しくなります。借りる相手が完成したソフトウェアか、それを動かす基盤か、ハードウェアに相当する資源かで呼び名が分かれる点も押さえておくとよいでしょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ企業の経営資源を有効に活用するために,基…:基幹業務を統合的に管理するために導入するパッケージソフトウェア、すなわちERPを述べたものです。買って自社に入れる製品であり、外から借りて使う提供の形とは成り立ちが違います。
- ウ既存の組織やビジネスプロセスを抜本的に見…:組織や業務の流れを抜本的に見直して設計をやり直す取組み、すなわちBPRを述べたものです。指しているのは企業が行う活動であって、利用者に提供される仕組みの名前ではありません。
- エ発注者とサービス提供者との間で,サービス…:品質の内容について発注者と提供者が合意した文書、すなわちSLAを述べたものです。サービスという語が含まれるので目が止まりますが、指しているのは取り決めを書いた紙になります。
この問題の用語
- SaaSできあがったアプリを、インターネット越しに必要な分だけ使う形。利用者は開発もサーバの用意もしません。
- ERP会計や人事、生産といった社内の業務データを一つにまとめて管理するしくみです。部門ごとにばらばらだった情報を、全社で共有できます。
- SLA提供する側と受ける側で、どの水準まで満たすかをあらかじめ取り決めた合意。緊急時の手順や、守れなかったときの扱いも決めておきます。
- アプリケーションソフトウェア利用者の目的に直接こたえるソフトウェアで、表計算や会計、業務用の専用ソフトなどがあたります。機器そのものを動かす基本ソフトウェアの上で動きます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
出典:平成22年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問63
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問49:プログレッシブWebアプリの問題(アプリケーションソフトウェア)
- 令和7年度 秋期 午前 問42:CSPMに関する問題(SaaS)
- 令和7年度 春期 午前 問55:サービス可用性に関する問題(SLA)
- 令和6年度 春期 午前 問55:SaaSに関する問題(SaaS)
- 平成31年度 春期 午前 問66:サブスクリプションに関する問題(ERP)
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