令和7年度 秋期 午前 問42
セキュリティ
CSPMに関する問題
CSPM(Cloud Security Posture Management)はどれか。
- アクラウドサービスにおける情報漏えいなどのリスクを低減するために,設定の監視を行ったり,自動的に不備を修正したりするサービス
- イ従業員からの情報セキュリティマネジメントシステムに関する問合せに応じ,必要な支援を行うクラウドサービス
- ウ従業員によるインターネット上の SaaS の利用状況を可視化することによって,ポリシー違反を検出し,接続制限を行うサービス
- エファイアウォール,マルウェア検知などのセキュリティ機能を統合し,パッケージとして提供するクラウドサービス
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✓ これが正解アクラウドサービスにおける情報漏えいなどのリスクを低減するために,設定の監視を行ったり,自動的に不備を修正したりするサービス
解説
クラウドの設定を見張って不備を直す仕組みです。
この設問は、クラウドのセキュリティ態勢(Posture)を管理する仕組みの説明を、四つの中から選ばせるものです。ですから、選び方の軸は、その仕組みがクラウド利用の中で見張っている対象が何なのかという一点で見分けます。求められているのは、クラウド上に置いた資源やアクセスの権限や暗号化の有無などの設定そのものが、危険な状態に傾いていないかを継続して点検し、見つけた不備を自動で直すところまで受け持つ仕組みです。舞台は事業者側で提供している資源の設定の姿勢そのものにあり、通信の中身や利用者の行いを追う話でも、あらかじめ機能を束ねて提供する話でもありません。設定の姿勢に効くかという一点で他の説明と切り分ければ、正しい一つに絞れます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ従業員からの情報セキュリティマネジメント…:働き手からの情報セキュリティに関する問合せを受けて助けをする窓口の仕組みの話です。人が判断して支援を返すヘルプデスクの営みで、クラウド上に据えた資源の設定を機械が見張って直す働きとは、扱う相手が別のものになります。
- ウ従業員によるインターネット上の SaaS…:働き手が業務で使っているインターネット上の SaaSの利用状況を映し出し、方針に反する使い方を見つけて接続を絞るという説明です。これは利用者と外部サービスの間に立つ別の仕組みが受け持つ役目で、資源の設定を直接点検する話ではありません。
- エファイアウォール,マルウェア検知などのセ…:ファイアウォールやマルウェア検知など、いくつもの守りの機能を一つの束にして提供する仕組みの説明です。あらかじめ組み込んだ機能を売る話であり、稼働中の資源の設定の姿勢そのものを常に見張って直すという営みとは別の切り口になります。
この問題の用語
- クラウドサービス自社で設備を持たず、事業者が用意したものをネットワーク越しに借りて使う形。借りる範囲によって、SaaS、PaaS、IaaSなどに分かれます。
- 情報漏えい守るべき情報が、許されていない相手の手に渡ってしまうこと。故意の持ち出しだけでなく、紛失や誤送信でも起こります。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
- 情報セキュリティマネジメントシステム組織の情報セキュリティを仕組みとして運用する枠組みのこと。方針を決め、実施し、点検して見直す流れを繰り返して改善します。
- SaaSできあがったアプリを、インターネット越しに必要な分だけ使う形。利用者は開発もサーバの用意もしません。
- 可視化見えにくい状態や流れを、図や数値にして誰でも見える形にすることです。業務の見直しは、まずここから始めます。
- ファイアウォール内と外の境目に置いて、通してよい通信だけを選び、残りを遮る仕組み。どの相手のどの用途かという条件を見て判断します。
- マルウェアウイルスやランサムウェアなど、利用者に害を与える目的で作られたソフトの総称です。感染すると情報を盗まれたり操作できなくされたりします。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問42
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問63:アソシエーション分析に関する問題(可視化)
- 令和7年度 秋期 午前 問41:真正性に関する問題(情報セキュリティマネジメントシステム)
- 令和7年度 春期 午前 問63:プロビジョニングの説明(クラウドサービス)
- 令和6年度 春期 午前 問55:SaaSに関する問題(SaaS)
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