令和6年度 春期 午前Ⅱ 問20
会計・財務
キャッシュフロー計算書の問題
キャッシュフロー計算書における,営業活動によるキャッシュフローは何万円か。
単位 万円
| 税金等調整前当期純利益 | 108 |
|---|---|
| 減価償却費 | 42 |
| 売上債権の増加額 | 60 |
| 棚卸資産の減少額 | 30 |
| 仕入債務の増加額 | 40 |
| 法人税等の支払額 | 32 |
- ア44
- イ104
- ウ128
- エ188
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ128
解説
108+42−60+30+40−32=128万円です。
営業活動によるキャッシュフローを、利益から出発して求める問題です。見分ける軸は、各項目が現金を増やす向きか減らす向きかです。税金等調整前当期純利益108から出発し、現金の支出を伴わない費用である減価償却費42を足し戻します。売上債権の増加は、売り上げたものの代金がまだ入っていない分なので60を引きます。棚卸資産の減少は在庫が現金に変わった分なので30を足し、仕入債務の増加は支払を先に延ばした分なので40を足します。最後に、実際に支払った法人税等32を引きます。式は108+42−60+30+40−32=128で、128万円です。資産の増加は現金を減らし、負債の増加は現金を増やす、と向きを押さえると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア44:減価償却費42を足し戻さずに引いてしまうと、108−42−60+30+40−32=44になります。減価償却費は現金の支出を伴わない費用なので、利益から出発する計算では加算するのが正しい扱いです。
- イ104:減価償却費42を引いたうえで、売上債権の増加60も反映しないと、108−42+30+40−32=104になります。足し戻すべき費用を引き、未回収の売上分を差し引かないという二つの誤りが重なった値です。
- エ188:売上債権の増加60を差し引かずに計算すると、108+42+30+40−32=188になります。売上債権が増えた分は代金がまだ入っておらず現金になっていないので、利益から差し引く必要があります。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
- 棚卸いま実際に在るものの一覧を作り、あるべき記録と突き合わせる作業です。在庫や機器、利用者IDなどについて、記録とのずれを定期的に見つけます。
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問20
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問19:キャッシュフロー計算書の問題(キャッシュ)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:DCFに関する問題(キャッシュ)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問20:キャッシュフロー計算書の問題(棚卸)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問2:現在価値に関する問題(キャッシュ)
- 平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問24:連結財務諸表に関する問題(棚卸)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)