令和4年度 春期 午前Ⅱ 問20
会計・財務
キャッシュフロー計算書の問題
キャッシュフロー計算書における,営業活動によるキャッシュフローは何万円か。
単位 万円
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 税金等調整前当期純利益 | 108 |
| 減価償却費 | 42 |
| 売上債権の増加額 | 60 |
| 棚卸資産の減少額 | 30 |
| 仕入債務の増加額 | 40 |
| 法人税等の支払額 | 62 |
- ア14
- イ74
- ウ98
- エ158
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✓ これが正解ウ98
解説
利益に減価償却費と運転資本の増減を加減すると、98万円です。
営業活動によるキャッシュフローを間接法で求めるときは、税金等調整前当期純利益から出発し、現金の出入りを伴わない項目と、運転資本の増減を加減します。見分ける軸は、それぞれの項目が現金を増やす向きか減らす向きかです。減価償却費は費用として差し引かれていても現金は出ていないので足し戻します。売上債権の増加は、売上のうちまだ現金で回収していない分が増えたことなので引きます。棚卸資産の減少は在庫が現金に変わった分なので足し、仕入債務の増加は支払を待ってもらっている分なので足します。法人税等の支払額は実際に出ていった現金なので引きます。108+42−60+30+40−62=98万円です。資産の増加は引き、負債の増加は足す、という向きを押さえると符号を誤りません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア14:減価償却費42を足し戻さずに差し引くと、108−42−60+30+40−62=14になります。減価償却費は現金の支出を伴わない費用なので、利益に加算するのが正しい扱いです。
- イ74:減価償却費を差し引き、さらに売上債権の増加を足して棚卸資産の減少を引くと、108−42+60−30+40−62=74になります。三つの項目で加減の向きを取り違えた値です。
- エ158:減価償却費は正しく足していますが、売上債権の増加60を足し、棚卸資産の減少30を引くと、108+42+60−30+40−62=158になります。資産の増減が現金に与える向きを逆にした値です。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
- 棚卸いま実際に在るものの一覧を作り、あるべき記録と突き合わせる作業です。在庫や機器、利用者IDなどについて、記録とのずれを定期的に見つけます。
出典:令和4年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問20
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