平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問22
会計・財務
ROEに関する問題
ROE(Return On Equity)を減少させるものはどれか。
- アROAの増加
- イ自己資本比率の増加
- ウ総資本回転率の増加
- エ当期純利益率の増加
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✓ これが正解イ自己資本比率の増加
解説
自己資本比率が増えると、ROEは下がります。
ROE(Return On Equity)は、当期純利益を自己資本で割った値で、株主が出した資本でどれだけ利益を上げたかを表します。見分ける軸は、ROEを他の指標に分解した式で、どの要素が割る側に来るかです。ROEは、当期純利益率(当期純利益÷売上高)×総資本回転率(売上高÷総資本)÷自己資本比率(自己資本÷総資本)と分解でき、ROA(当期純利益÷総資本)÷自己資本比率とも書けます。ほかの条件が同じなら、自己資本比率が増えると割る数が大きくなるので、ROEは減少します。たとえばROAが5%のとき、自己資本比率が50%ならROEは10%ですが、100%なら5%です。分解式の分子に来るか分母に来るかで判断すると確実です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アROAの増加:ROAは総資本に対する利益の割合で、ROEはROAを自己資本比率で割った値と表せます。自己資本比率が変わらなければ、ROAが増えるとROEも同じ向きに増えるので、減少させる要因にはなりません。
- ウ総資本回転率の増加:総資本回転率は売上高を総資本で割った値で、ROEを分解した式では掛け算の要素です。ほかの条件が同じなら、総資本回転率が増えるとROEも増えるので、減少させる要因ではありません。
- エ当期純利益率の増加:当期純利益率は当期純利益を売上高で割った値で、ROEを分解した式の掛け算の要素です。利益率が増えればROEも増えるので、ROEを減少させるものではありません。
出典:平成26年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問22
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