令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問6
経営戦略手法
LBOの説明
LBOの説明はどれか。
- ア株式市場で一般株主に対して,一定期間に一定の価格で株式を買い付けることを公告し,相手先企業の株式を取得する。
- イ現経営陣や事業部門の責任者が株主から自社の株式を取得することによって,当該事業の経営支配権を取得する。
- ウ投資会社が,業績不振などの問題を抱えた企業の株式の過半数を取得した上で,マネジメントチームを派遣し,経営に参画する。
- エ買収先企業の資産などを担保に,金融機関から資金を調達するなど,限られた手元資金で企業を買収する。
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✓ これが正解エ買収先企業の資産などを担保に,金融機関から資金を調達するなど,限られた手元資金で企業を買収する。
解説
LBOは買収先の資産などを担保に借入れをして企業を買収する手法です。
LBO(Leveraged Buyout)は、買収先企業の資産やその企業が将来生み出すキャッシュフローを担保にして金融機関などから資金を借り入れ、少ない手元資金で企業を買収する手法です。見分ける軸は、買収資金をどう調達するかです。Leverage はてこを意味し、借入れをてこにして自己資金よりはるかに大きな規模の買収を可能にします。買収後は、買収先の利益やキャッシュフローで借入れを返済していく形になります。買収先の資産を担保に資金を調達し、限られた手元資金で買収するという説明は、この仕組みそのものです。M&A の手法は、誰が買うのか、どうやって株式を集めるのか、資金をどう用意するのかのどれに着目した名前かを意識すると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア株式市場で一般株主に対して,一定期間に一…:一定期間・一定価格で株式を買い付けることを公告し、市場の一般株主から株式を集める方法は TOB(株式公開買付け)の説明です。株式の集め方に着目した手法であり、買収資金を借入れで賄う LBO とは別の概念です。
- イ現経営陣や事業部門の責任者が株主から自社…:現経営陣や事業部門の責任者が株主から自社株式を取得して経営支配権を得るのは MBO の説明です。買うのが誰かに着目した手法であり、買収資金の調達方法を表す LBO とは観点が異なります。
- ウ投資会社が,業績不振などの問題を抱えた企…:投資会社が業績不振の企業の株式の過半数を取得し、マネジメントチームを派遣して経営に参画する形は、投資会社が自ら経営改善に関わる投資の説明です。借入れをてこにして買収資金を調達する LBO の要点が書かれていません。
この問題の用語
- MBO働く人が自ら目標を立て、その達成度で評価する仕組みです。上司と話し合って目標を決め、期末に結果を振り返って次に生かします。
- 部門組織の中で、仕事の種類や担当ごとに分けられたまとまりです。専門ごとに分ける分け方と、製品や地域ごとに分ける分け方があります。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
出典:令和元年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問6
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問14:APIエコノミーの事例(部門)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問1:DX推進指標の説明(部門)
- 平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問6:LBOの説明(MBO)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問3(MBO)
- 平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問15:カーブアウトの説明(MBO)
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