平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問14
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
可用性管理に関する問題
ITILにおいて,可用性管理のリアクティブな活動で用いる技法はどれか。
- ア故障樹解析
- イコンポーネント障害インパクト分析
- ウサービス障害分析
- エ単一障害点分析
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✓ これが正解ウサービス障害分析
解説
サービス障害分析は、起きた障害を後から調べるリアクティブな技法です。
ITIL の可用性管理は、活動をリアクティブなものとプロアクティブなものに分けて整理します。リアクティブな活動は、すでに起きたサービスの停止や障害を監視し、測定し、分析して改善につなげるものです。サービス障害分析は、発生したサービス障害を構造的に調べて、根本の原因と、検知から復旧までのどこに改善の余地があるかを明らかにする技法なので、この側に入ります。これに対して、故障樹解析、コンポーネント障害インパクト分析、単一障害点分析は、まだ起きていない障害を設計や構成から予測し、前もって手を打つためのプロアクティブな技法です。起きた後に調べるのか、起きる前に見つけるのか、という時点の違いで分けると選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア故障樹解析:故障樹解析(FTA)は、望ましくない事象を頂点に置き、それを引き起こす要因を木の形で分解していく技法です。障害が起きる前に弱点を洗い出す用途で使うので、可用性管理ではプロアクティブな側の技法にあたります。
- イコンポーネント障害インパクト分析:コンポーネント障害インパクト分析は、構成要素の一つひとつが故障したらどのサービスに影響が出るかを表にして調べる技法です。影響の大きい部品を事前に見つけて対策するためのもので、プロアクティブな側に入ります。
- エ単一障害点分析:単一障害点分析は、そこが壊れるとサービス全体が止まってしまう箇所を構成の中から探す技法です。冗長化などの対策を前もって講じるための分析なので、障害の発生後に調べるリアクティブな技法ではありません。
この問題の用語
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成25年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問14
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:プラクティスの目的(可用性)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問6:サービス可用性に関する問題(可用性)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問4:可用性管理に関する問題(可用性)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問6:この月のサービス可用性(可用性)
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