平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問13
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
この月の可用性
サービス提供時間帯が毎日6~20時のシステムにおいて,ある月の停止時間,修復時間及びシステムメンテナンス時間は次のとおりであった。このとき,この月の可用性は何%か。ここで,1か月の稼働日数は30日,可用性(%)は小数第2位を四捨五入するものとする。
〔停止時間,修復時間及びシステムメンテナンス時間〕
- システム障害によるサービス提供時間内の停止時間:7時間
- システム障害によるサービス提供時間外の修復時間:3時間
- サービス提供時間外のシステムメンテナンス時間:8時間
- ア95.7
- イ97.6
- ウ98.3
- エ99.0
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ98.3
解説
可用性は(420−7)÷420で、約98.3%になります。
可用性は、サービスを提供すると約束した時間のうち、実際に提供できた時間の割合で求めます。サービス提供時間帯は毎日6時から20時までの14時間なので、1か月30日では14×30=420時間です。このうちシステム障害で止まったのは、サービス提供時間内の停止時間7時間だけです。サービス提供時間外の修復時間3時間とシステムメンテナンス時間8時間は、もともと提供を約束していない時間帯の出来事なので差し引きません。したがって可用性は(420−7)÷420=413÷420≒0.9833で、小数第2位を四捨五入して98.3%です。稼働率と同じく、分母も分子もサービス提供時間帯の中だけで数える、というのが可用性の計算の決まりです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア95.7:95.7%は、提供時間外の修復時間3時間とメンテナンス時間8時間まで停止として数え、402÷420≒95.7%とした値です。提供を約束していない時間帯の作業まで差し引いており、数え過ぎです。
- イ97.6:97.6%は、提供時間外の修復時間3時間も停止に含めて、410÷420≒97.6%とした値です。修復作業は提供時間外に行われ、その間サービスは止まったことにならないので、差し引きません。
- エ99.0:99.0%は、分母を1日24時間の30日分である720時間にとり、713÷720≒99.0%とした値です。可用性の分母は、24時間ではなくサービス提供時間帯の合計にとります。
この問題の用語
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- 稼働率使える状態だった時間が、全体のどれだけを占めるかを表す割合。約束した水準を守れたかどうかの物差しになります。
出典:平成25年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問22:稼働率に関する問題(稼働率)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:プラクティスの目的(可用性)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問6:サービス可用性に関する問題(可用性)
- 平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問20:故障率に関する問題(稼働率)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)