令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問7
実装・構築
網羅性の観点から適切なもの
データが昇順に並ぶようにリストへデータを挿入するサブルーチンを作成した。このサブルーチンのテストに用いるデータの組合せのうち,網羅性の観点から適切なものはどれか。ここで,データは左側から順にサブルーチンへ入力する。
- ア1,3,2,4
- イ3,1,4,2
- ウ3,4,2,1
- エ4,3,2,1
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✓ これが正解イ3,1,4,2
解説
空・先頭・末尾・途中への挿入を全部通るのは3,1,4,2の順です。
昇順のリストへデータを挿入する処理では、挿入する位置によって処理の流れが変わります。網羅性の観点で確かめたいのは、空のリストへの最初の挿入、先頭への挿入、末尾への挿入、途中への挿入の4通りです。3,1,4,2の順に入力すると、3は空のリストへ入り、1は3より小さいので先頭へ、4は最大なので末尾へ、2は1と3の間の途中へ入ります。4回の入力で4通りの位置をすべて一度ずつ通るので、テストデータとして網羅性の高い組合せです。挿入や削除を扱う処理のテストデータは、入力を1件ずつ手で追い、空・先頭・末尾・途中のどれを通ったかに印を付けると比べやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア1,3,2,4:1,3,2,4では、1が空のリストへ、3が末尾へ、2が途中へ、4が末尾へ入ります。末尾への挿入が二度あり、先頭へ入るデータがないため、先頭に挿入する処理が試されません。
- ウ3,4,2,1:3,4,2,1では、3が空のリストへ、4が末尾へ、2が先頭へ、1も先頭へ入ります。先頭への挿入が重なり、既存のデータの間に入る途中への挿入が一度も起きません。
- エ4,3,2,1:4,3,2,1では、最初の4のあとは3,2,1がすべて先頭へ入ります。降順に入力しているため、末尾への挿入も途中への挿入も起きず、試される位置が偏っています。
この問題の用語
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:令和元年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問7
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