令和7年度 春期 午前Ⅱ 問10
導入・受入れ支援
カークパトリックモデルの問題
新システムの受入れ支援において,利用者への教育訓練に対する教育効果の測定を,カークパトリックモデルの 4 段階評価を用いて行う。レベル 1(Reaction),レベル 2(Learning),レベル 3(Behavior),レベル 4(Results)の各段階にそれぞれ対応した a~d の活動のうち,レベル 2 のものはどれか。
a 受講者にアンケートを実施し,教育訓練プログラムの改善に活用する。
b 受講者に行動計画を作成させ,後日,新システムの活用状況を確認する。
c 受講者の行動による組織業績の変化を分析し,ROI などを算出する。
d 理解度確認テストを実施し,テスト結果を受講者にフィードバックする。
- アa
- イb
- ウc
- エd
答えと解説を見る
✓ これが正解エd
解説
レベル2は学習の到達度で、理解度確認テストが当たります。
カークパトリックモデルは、教育訓練の効果を4段階で評価する考え方です。レベル1の Reaction は受講者の満足度や反応、レベル2の Learning は知識や技能が身に付いたかという学習の到達度、レベル3の Behavior は学んだことが職場の行動に生かされたか、レベル4の Results は組織の業績にどんな成果が出たかを評価します。これを活動に当てはめると、アンケートで反応を集める a がレベル1、行動計画を作らせて後日の活用状況を確かめる b がレベル3、業績の変化から ROI を出す c がレベル4です。理解度確認テストで身に付いたかを測る d が、レベル2に当たります。反応、学習、行動、成果の順に覚えると選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アa:受講者へのアンケートで感想や満足度を集め、プログラムの改善に生かす活動 a は、受講者の反応を測るレベル1にあたります。知識や技能が身に付いたかを確かめる学習の段階ではありません。
- イb:行動計画を作らせ、後日に新システムの活用状況を確かめる活動 b は、学んだことが実際の行動に移されたかを見るレベル3にあたります。研修直後の理解の度合いを測るものではありません。
- ウc:受講者の行動が組織業績をどう変えたかを分析し、ROI などを算出する活動 c は、組織の成果を評価するレベル4にあたります。個々の受講者の学習の到達度を測る段階とは違います。
この問題の用語
- 教育訓練仕事に必要な知識や技能を身につけてもらう取組みのことです。仕事をしながら学ぶOJTと、職場を離れて学ぶOff-JTがあります。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問10
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11:ユースケース駆動開発の利点(テスト)
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- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問10:移行プロセスで実施するタスク(教育訓練)
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