平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問18
システム構成要素
仮想化に関する問題
ストレージ技術におけるシン・プロビジョニングの説明として,適切なものはどれか。
- ア同じデータを複数台のハードディスクに書き込み,冗長化する。
- イ一つのハードディスクを,OS をインストールする領域とデータを保存する領域とに分割する。
- ウファイバチャネルなどを用いてストレージをネットワーク化する。
- エ利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し,物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
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✓ これが正解エ利用者の要求に対して仮想ボリュームを提供し,物理ディスクは実際の使用量に応じて割り当てる。
解説
仮想ボリュームを見せ、物理ディスクは使った分だけ割り当てる技術です。
シン・プロビジョニングは、ストレージの仮想化技術の一つです。利用者には要求された容量の仮想ボリュームを見せておき、実際の物理ディスクは、データが書き込まれて使用量が増えた分だけ割り当てます。最初から要求された全容量の物理ディスクを用意しなくて済むので、使われないまま確保されている領域を減らし、ストレージの利用効率を高められます。見分ける軸は、見せる容量と実際に割り当てる容量を切り離しているかどうかです。シンは薄いという意味で、物理ディスクを薄く、必要に応じて割り当てると覚えると、ほかの技術と区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア同じデータを複数台のハードディスクに書き…:同じデータを複数台のハードディスクに書き込んで冗長化するのは、ミラーリングの説明です。障害に備えてデータを二重に持つ技術で、容量の割り当て方を工夫する技術ではありません。
- イ一つのハードディスクを,OS をインスト…:一つのハードディスクを、OS を入れる領域とデータを保存する領域に分けるのは、ディスクを区画に分ける操作の説明です。使用量に応じて物理ディスクを割り当てる仕組みとは関係しません。
- ウファイバチャネルなどを用いてストレージを…:ファイバチャネルなどでストレージをネットワーク化するのは、SAN を構成するときの説明です。ストレージの接続形態の話であり、仮想ボリュームを見せて容量を後から割り当てる技術とは違います。
この問題の用語
- ストレージデータを保存しておく装置のことで、内蔵のディスクなどを指します。HDDやSSDのほか、ネットワーク越しに使う形のものもあります。
- ミラーリング複数台のディスクに同じデータを書き込み、1台が壊れても続けられる方式です。前日の状態へ戻す用途には向かず、バックアップとは目的が違います。
- ハードディスク磁気で記録する、代表的な記憶装置のことをいいます。回転する円盤に読み書きするので、容量あたりの値段が安い反面、衝撃に弱いです。
出典:平成24年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問18
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問22:シンプロビジョニングに関する記述(ストレージ)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問23:クラウドサービス派生データの問題(ストレージ)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問22:SANに関する問題(ストレージ)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問18:FC(ファイバチャネル)の特徴(ストレージ)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問8:フェールセーフに関する問題(ハードディスク)
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