令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問18
システム戦略
TCOに関する問題
新システムの開発を計画している。提案された 4 案の中で,TCO(総所有費用)が最小のものはどれか。ここで,このシステムは開発後,3 年間使用するものとする。
単位 百万円
| A 案 | B 案 | C 案 | D 案 | |
|---|---|---|---|---|
| ハードウェア導入費用 | 30 | 30 | 40 | 40 |
| システム開発費用 | 30 | 50 | 30 | 40 |
| 導入教育費用 | 5 | 5 | 5 | 5 |
| ネットワーク通信費用/年 | 20 | 20 | 15 | 15 |
| 保守費用/年 | 6 | 5 | 5 | 5 |
| システム運用費用/年 | 6 | 4 | 6 | 4 |
- アA 案
- イB 案
- ウC 案
- エD 案
答えと解説を見る
✓ これが正解ウC 案
解説
3年間の総額はC案が153百万円で最小です。
TCO は、導入時にかかる初期費用と、使い続ける間にかかる運用の費用を合わせた総額です。初期費用はハードウェア導入費用、システム開発費用、導入教育費用で、年ごとの費用はネットワーク通信費用、保守費用、システム運用費用です。3年間使うので、年ごとの費用は3倍して足します。単位を百万円として、A案は 65+32×3=161、B案は 85+29×3=172、C案は 75+26×3=153、D案は 85+24×3=157 です。最小はC案の153百万円です。初期費用の安さだけでなく、年ごとの費用に使用年数を掛けて比べるのが TCO の考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アA 案:A案は初期費用が65百万円と4案で最も安いものの、年ごとの費用が32百万円と高く、3年間の総額は161百万円です。C案より8百万円多いので、初期費用だけで選ぶとこの案を取り違えます。
- イB 案:B案はシステム開発費用が50百万円と大きく、初期費用が85百万円になります。年ごとの費用29百万円の3年分87百万円を足すと172百万円で、4案の中で最も高くなります。
- エD 案:D案は年ごとの費用が24百万円と4案で最も安いものの、初期費用が85百万円かかり、3年間の総額は157百万円です。C案より4百万円多いので、運用の費用の安さだけで選ぶとこの案を取り違えます。
この問題の用語
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- システム運用作ったシステムを日々動かし、支えていく仕事のことをいいます。稼働の監視やバックアップ、障害への対応などを決めた手順で行います。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問18
同じ用語が出る問題
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問18:総合評価点が最も高い改善案(システム運用)
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