平成27年度 春期 午前Ⅱ 問20
システム企画
TCOに関する問題
新システムの開発を計画している。提案された4案の中で,TCO(総所有費用)が最小のものはどれか。ここで,このシステムは開発後,3年間使用されるものとする。
単位 百万円
| A案 | B案 | C案 | D案 | |
|---|---|---|---|---|
| ハードウェア導入費用 | 30 | 30 | 40 | 40 |
| システム開発費用 | 30 | 50 | 30 | 40 |
| 導入教育費用 | 5 | 5 | 5 | 5 |
| ネットワーク通信費用/年 | 20 | 20 | 15 | 15 |
| 保守費用/年 | 6 | 5 | 5 | 5 |
| システム運用費用/年 | 6 | 4 | 6 | 4 |
- アA案
- イB案
- ウC案
- エD案
答えと解説を見る
✓ これが正解ウC案
解説
3年間の合計はA161、B172、C153、D157で、C案が最小です。
TCO(総所有費用)は、導入時の費用だけでなく、使用期間中に掛かる運用や保守の費用まで含めた総額です。初期費用はハードウェア導入、システム開発、導入教育の合計、年間費用はネットワーク通信、保守、システム運用の合計で、年間費用は3年分を足します。A案は65+32×3=161、B案は85+29×3=172、C案は75+26×3=153、D案は85+24×3=157(百万円)となり、最小はC案です。初期費用の安さだけで選ばず、年額に使用年数を掛けて足し合わせて比べるのがTCOの見方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アA案:A案は初期費用が65百万円と4案の中で最も少ないものの、年間費用が32百万円と最も多く、3年間では161百万円になります。C案の153百万円を上回るので、最小ではありません。
- イB案:B案はシステム開発費用が大きく、初期費用が85百万円になります。これに年間費用29百万円の3年分を足すと172百万円で、4案の中で最も高くなります。
- エD案:D案は年間費用が24百万円と最も少ないものの、初期費用が85百万円と大きいため、3年間の合計は157百万円です。C案より4百万円多く、最小にはなりません。
この問題の用語
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
- システム運用作ったシステムを日々動かし、支えていく仕事のことをいいます。稼働の監視やバックアップ、障害への対応などを決めた手順で行います。
出典:平成27年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問20
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問18:TCOに関する問題(システム運用)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問18:総合評価点が最も高い改善案(システム運用)
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