平成27年度 春期 午前Ⅱ 問3
プロジェクトマネジメント
組織のプロセス資産に関する問題
PMBOKによれば,組織のプロセス資産に分類されるものはどれか。
- ア課題と欠陥のマネジメントの手順
- イステークホルダのリスク許容度
- ウ組織のインフラストラクチャ
- エ組織の文化,体制,ガバナンス
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✓ これが正解ア課題と欠陥のマネジメントの手順
解説
課題と欠陥のマネジメントの手順は、組織のプロセス資産です。
PMBOK では、プロジェクトに影響する組織の側の要素を、大きく二つに分けて扱います。一つは組織のプロセス資産で、組織が持っている標準のプロセスや手順、計画書のひな形、過去のプロジェクトの記録や教訓のように、プロジェクトが使える手順や知識の蓄えです。もう一つは、プロジェクトを取り巻く環境や条件で、プロジェクトからは使うというより制約として受け止める側のものです。課題と欠陥のマネジメントの手順は、組織が定めて持っている手順そのものなので、組織のプロセス資産に分類されます。手順・ひな形・記録なら資産、文化や体制・設備・人の姿勢なら環境の側、と見分けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イステークホルダのリスク許容度:ステークホルダのリスク許容度は、関係者がどこまでのリスクを受け入れられるかという姿勢や条件です。組織が手順や記録として蓄えたものではなく、プロジェクトを取り巻く環境の側の要因として扱われます。
- ウ組織のインフラストラクチャ:組織のインフラストラクチャは、既存の施設や設備、IT の基盤などを指します。プロジェクトはこれを利用しますが、手順や知識として蓄えた資産ではなく、組織の環境の側の条件に分類されます。
- エ組織の文化,体制,ガバナンス:組織の文化、体制、ガバナンスは、プロジェクトの進め方を左右する組織の性格や仕組みです。プロジェクトの外から影響を与える環境の側の要因であり、組織のプロセス資産には入りません。
この問題の用語
- ステークホルダその活動から影響を受ける、または活動に影響を与える人や組織。外部にもいて、不利益を受ける立場の人も含みます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:平成27年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問3
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問12:コミュニケーションの計画の問題(ステークホルダ)
- 令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問4:JIS Q 21500の問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問14:プロセス群に関する問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問3:組織のプロセス資産に関する問題(ステークホルダ)
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問1:PMOに関する問題(ステークホルダ)
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