平成28年度 問26
その他の法令
防火管理者に関する問題
消防法第8条の規定内容に関する次の記述の( ア )、( イ )に入る語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
共同住宅で居住者の数が( ア )人以上の場合、管理についての権原を有する者は防火管理者を定め、( イ )を作成させ、当該計画に基づく消火・避難訓練の実施、消防設備・施設の点検整備などのほか、防火管理上必要な業務を行わせなければならない。
| ( ア ) | ( イ ) | |
|---|---|---|
| 1 | 100 | 消防計画 |
| 2 | 100 | 避難計画 |
| 3 | 50 | 消防計画 |
| 4 | 50 | 避難計画 |
- 1(ア)100 (イ)消防計画
- 2(ア)100 (イ)避難計画
- 3(ア)50 (イ)消防計画
- 4(ア)50 (イ)避難計画
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✓ これが正解3(ア)50 (イ)消防計画
解説
共同住宅は居住者50人以上で防火管理者を定め、消防計画を作成させます。
防火管理者の制度は消防法第8条に定めがあります。多数の者が出入りし、勤務し、又は居住する一定の防火対象物について、管理について権原を有する者(所有者や管理組合など、建物の管理の権限をもつ者)は、防火管理者を定めて防火管理上必要な業務を行わせなければなりません。どの規模の建物が対象になるかは消防法施行令に委ねられています。
空欄アの人数は、消防法施行令第1条の2第3項で、共同住宅(別表第一(五)項ロ)については収容人員が50人以上のものとされています。問題文は居住者の数で表しているので、居住者が50人以上なら防火管理者を定める必要があります。
空欄イは、防火管理者に作らせる計画の名前です。第8条は、防火管理者に当該防火対象物について消防計画を作成させ、その計画に基づいて訓練の実施や消防用設備の点検整備などを行わせると定めています。避難の段取りは消防計画の中で定める事項の一つで、避難計画という名前の別の計画を作らせる仕組みではありません。
したがって、ア=50、イ=消防計画の組が正しい組み合わせです。共同住宅は50人、計画は消防計画、と数字と名前を一組で覚えておくと迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(ア)100 (イ)消防計画:計画の名前は合っていますが、人数を100人としている点が違います。消防法施行令は共同住宅について収容人員50人以上を防火管理者の選任が必要な基準としており、100人に達するまで待つ決まりではありません。
- 2(ア)100 (イ)避難計画:人数も計画の名前もずれている組です。共同住宅で防火管理者が必要になるのは居住者50人以上からで、防火管理者が作成するのは消防計画です。避難の段取りはその消防計画に盛り込む事項にあたります。
- 4(ア)50 (イ)避難計画:50人という数は合っていますが、作成させる計画の名前が違います。消防法第8条が防火管理者に作らせるのは消防計画で、訓練や設備の点検整備もこの計画に基づいて行います。独立した避難計画ではありません。
出典:平成28年度 管理業務主任者試験(一般社団法人マンション管理業協会)問26
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