ITパスポート 令和2年度 10月 特別措置試験 問25
法務
サイバーセキュリティ基本法の問題
サイバーセキュリティ基本法は,サイバーセキュリティに関する施策に関し,基本理念を定め,国や地方公共団体の責務などを定めた法律である。記述a〜dのうち,この法律が国の基本的施策として定めているものだけを全て挙げたものはどれか。
- a 国の行政機関等におけるサイバーセキュリティの確保
- b サイバーセキュリティ関連産業の振興及び国際競争力の強化
- c サイバーセキュリティ関連犯罪の取締り及び被害の拡大の防止
- d サイバーセキュリティに係る人材の確保
- ア a
- イ a,b
- ウ a,b,c
- エ a,b,c,d
答えと解説
✓ これが正解エ a,b,c,d
解説
サイバーセキュリティ基本法は、四つとも基本的施策に挙げます。
サイバーセキュリティ基本法は、国としてこの分野にどう取り組むのかという基本の考え方を示し、国や地方公共団体、そして事業者や教育研究機関の役割を定めた法律です。その中で、国が進める基本的施策として並べられているものは多く、設問の四つはいずれも含まれます。行政機関そのものを守ることは、被害が国民に直に及ぶため中心に置かれます。関連する産業を育て、国際的な競争力を高めることも、守る力を国の中に持ち続けるために必要です。犯罪の取締りと被害の広がりを防ぐことも、人材を育てて確保することも、同じく並べられています。守りは技術だけでなく、産業、法の執行、人という土台まで含めて組み立てるという考え方です。守る相手は、国の機関だけにとどまりません。よって挙げるべきものは、四つすべてということになります。
ほかの選択肢の解説
- ア a:行政機関を守ることは確かに含まれますが、それだけではありません。産業の振興、犯罪の取締り、人材の確保も、この法律が基本的施策として並べているものです。守りを技術だけの話にしていないところが要点です。産業も人も、この法律の視野に入っています。
- イ a,b:二つは含まれますが、犯罪の取締りと人材の確保が抜けています。取り締まる力も、担う人を育てることも、この法律が並べている柱の一部です。四つのうち二つを落としていることになります。取り締まる力と、担う人が抜けています。
- ウ a,b,c:三つは含まれますが、人材の確保が抜けています。仕組みを整えても、それを担う人がいなければ守りは働かないので、人を育て確保することも基本的施策に置かれています。担う人がいなければ仕組みは働きません。
関連用語
- サイバーセキュリティ
基本法 国のサイバーセキュリティ施策の基本を定めた法律です。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問25
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
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